「手前勝手世界食物語、第298話」

「病院食」
「聖路加国際病院」に1週間入院した。ここの「病院食」は中々に美味しい。驚いたのは「5月5日の子供の日」の夕食だった。何が出たと思う?何と「赤飯」だった。その日の献立は、「赤飯150gとごま塩パック」、「清汁(菜の花、湯葉)」、「魚ウニ風味揚げ、掻き揚げ(所謂天麩羅である)と抹茶塩」、「筍の炊き合え」、「長芋、オカヒジキの山葵醤油」、「低カロリー羊羹」で合計611.9kCALでした。ご飯は毎食150gだから味わいながらゆっくり食べるしかない。それでも10分ほどで食べ終えてしまうが、一日三食全て病院食だから、一日の合計カロリーは1600kCALに制限されている。まあ寝たきりで殆ど歩かないのだから消費カロリーは少ないから、これで当たり前だろう。この日の夕食は本当に豪華でした。天麩羅も美味しかった。勿論赤飯も美味しかった。
以上、退院後の自宅から勢古口がお送りしました。

「歌舞伎座観劇嵐閨v

漸く「株主優待」で「6月の歌舞伎座杮落とし」を観劇することが決った。毎日、歌舞伎座の前を通るが、兎に角凄い人の波だ。一幕だけの立ち見観劇の人の列も凄い。歌舞伎人気沸騰の感がある。来月はいよいよ歌舞伎座だ。座席は2階席最前部左ブロック通路側だから、ほぼ「花道」の真上ということになる。出し物は「壽曽我体面」と「新古演劇土蜘」だ。仁左衛門、菊之助、海老蔵、七之助、愛之助、菊五郎、吉右衛門、三津五郎らの出演だ。楽しみである。

2013年の映画のお話し
映画「ビトレイヤー」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年72作目)
イギリスの警察官が犯罪者と警察内部の不正をあばくというもの。イギリスの銃の事情が垣間見ることが出来る。

映画「孤独な天使たち」(銀座シネスゥッチにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年73作目)
イタリアの14歳の少年は友達を作らない。1週間のスキーウイークに行った様に親には思わせ、自宅アパートの地下室に隠れて閉じこもる。そこに異母姉が現れる。彼女は麻薬が切れた禁断症状だった。そんな二人の男女の1週間を描く。

映画「偽りなき者」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年74作目)
オランダの田舎町に住む42歳のルーカスは妻と離婚し息子も養育権も失っていた。彼は幼稚園に勤務していたが、一人の少女の嘘で変質者とされ村八分になってしまう。正に悲劇だ。最後が恐ろしい。

日経新聞5月10日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価では、「孤独な天使たち」が4つ星、「藁の盾」が3つ星、「LAギャングストーリー」が3つ星、「17歳のエンディングノート」が3つ星、「私が靴を愛するワケ」が2つ星、「モンスター」が3つ星、「戦争と一人の女」が3つ星でした。

「私の去年2013年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、「舟を編む」
今年の★★★★は、「シェフ」「アルバート氏の人生」「ライフ オブ パイ」「東京家族」「ムーンライズ・キングダム」「ジャンゴ」「愛、アムール」「ヒチコック」「天使の分け前」「藁の盾」「アイアンマン3」「ラストスタンド」「カルテット」

「シノプスシ219」
「深重の橋」上(澤田 ふじ子 著)中公文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年140冊目)
「深重の橋」下(澤田 ふじ子 著)中公文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年141冊目)
室町時代後半、応仁の乱を挟んで生きた一人の男の半生を描く超大作。

「時刻普v

国内旅行の際には、いつもは「インターネット」で列車の時刻を調べていたが、やはり何といっても旅の友は「時刻普vだと思う。昨年6月のスイス、オランダ旅行時には「トーマス・クックの国際時刻普v片手に歩き回った。インターネットより格段に面白いのが時刻浮セ。あちこちを探りながら、ページを捲りながら、どの時間帯に乗るかを考えながら、調べる。これが「旅の醍醐味」だと思うのは私だけだろうか?松本清張氏の小説にもあったが、時刻浮フ妙は最高だ。今年も「JR東日本」の「大人の休日倶楽部」で国内鉄道旅行を楽しむつもりだが、多いに時刻浮ヘ利用させてもらおう。

「日経新聞朝刊・私の履歴書」
面白い人も面白くない人もいるが、まあ所謂「功なり名を遂げた方々」の履歴書だが、「岡本綾子さん」のは面白い。まだ始まったばかりだが、彼女の真摯な姿勢が伺え毎朝楽しみにして読んでいる。

「振り込め詐求v
先日の夜8時頃、「非通知」の電話が入った。誰かと思って出ると「あっ、ミツルだけど」というから、これは間違いなく振り込め詐??/b>だと思ったが、それに付き合って話しをして警察に連絡して逮捕するのも面倒なので直ぐに切った。こういった電話はしょっちゅう掛かってくる。それほど誰でもターゲットにして狙っている訳なのだろう。今日もニュースで1000万円取られたといっていたが、なんでこんなのに引っ掛かるのか本当に理解に苦しむ。まあ自分もそんな人たちの仲間にならないように気を付ける必要があるのだろうか?そういう年代になったのかもしれない。お金の価値を分かっていないのか?本当に息子だと思っているのか?一度息子や孫たちの声を確認したらいい。そんな簡単な罠に引っ掛からなくなると思う。まず人は疑うべきだ。お金は簡単には手に入らないのだから。

手術後記

「J  REPORT 2013 5月第3週号」
「リタイアメント・ノート 4年11ヶ月目」、
「VOL。793 SINCE AUG.12th、1983」
「手術後記」
ここで先日の手術の状況を振り返ってみよう。まず5月2日の朝7時40分に歩いて5階の病室から、4階の手術してまで看護士の付き添いの元、歩いて向う。そしてベッドに横になり、口を鼻を覆う透明なプラスティックのマスクをさせられ、当初嵐閧フ8時より少し早めに麻酔をかがされる。看護士の女性が綺麗だったので「綺麗で助かった」と冗談を飛ばしたところで意識がなくなった。そして気が付いて時間を尋ねたら「午後1時15分」だった。だから約3時間の手術だったようだ。後日見せてもらったビデオと医師の話しを総合して、手術中の経過を考えてみた。後で気が付いたのだが、身体の前面、胸から下腹部までぴったりとした透明なシートが唐轤黷トいた。理由は患者によっては水泡が出来るためだそうだ。というのも私はその後、仰向けにされて特殊な手術台に乗せられた。腰の部分が一番高くなるような台に仰向けで数時間いるのだから、おでこには「たんこぶ」が出来ていたし、胸の大半に圧迫によると思われる痛みがあった。そして背骨のちょっと右側から直径1.6cmの管を入れる。これが「内視鏡」だ。この管を通じて数種類の細い器具を入れて手術するのだ。ビデオでまず移ったのが、背骨を削るシーン。「回転する器具」が骨を削っていた。恐ろしい。脊髄と脊髄の間に管を挿入するには骨が邪魔をするらしく、管が入るスペースを造るために削っていたようだ。そして「先に丸い玉が付いた器具」これは引っ掛けるためのもの、「挟み状のもの」「鳥のくちばしのようなもの」等々を入れて、体液が入っている袋二つを取り除くのだが、すぐ後には真珠色をした「神経の束が入っている筒状のもの」(これが一番大切なのだが)、これを傷付けないようにしながら、患部を取り除くのだ。真っ赤な袋が切り刻まれ、鳥のくちばしで外に出されるシーンが続く。さて、入院後の検査の写真がある。左側は「造影剤」の流れを追っているものだ。本来真っ直ぐに進まなければならない造影剤が途中で「砂時計」のようにくびれてしまっている。この部分に「袋」が二つ出来ており、脊髄の中を走っている神経の束を圧迫しているのがよく分かる。右の写真はレントゲン写真だが、これもくっきりと二つの袋が見えている。こうして約3時間に亘る手術が10分程度に纏められていたビデオを医師の説明の元に観る事が出来た。手術後、ベッドに戻ると、酸素マスクと、両手には点滴の針が刺さり、点滴は一箇所、尿の管が出ていて、腰の患部からは血を抜く管も出ていたが、不思議と痛みは殆ど感じなかったのは幸いだったと言えよう。痛み止めの薬は最初の晩は飲んだが、それ以降は全く飲まなかった。そして1週間後退院することとなった。医師の説明によれば、再発生の確率は他病院で5%程度なので、勿論当病院ではこれまでにないが、ほぼ完治するとのこと。実際には1週間経って、右の尻と右太もも外側が動くと痛む。これが脊髄からきているものなのか?それとも長期間にベッドに横たわっていたためなのか?まだ分からないが、必至にリハビリでウォーキングして身体を治すことに専念している。

「手前勝手世界食物語、第297話」

「キリンシティー」
銀座4丁目、「アップルストア」の裏に「キリンシティー」はあった。久々に新しい店の開拓だ。大手飲料メーカーの「キリン」の直営店のようで、売りは「生ビール」、入れ方に工夫があるようで、上に泡が沢山乗った生ビールが出てきた。料理は肉類を中心にしてちょっと塩味が濃い。ビールを沢山飲ませるような味付けなのだろうか?「SAUSAGE5種盛り」を頼んだが、これは美味しかったが、やはり塩辛かった。更にこの店、特徴は「女性客が多い」ことだ。二人連れ、4人連れ等々だが、男性陣よりも女性が多い店で、気楽に銀ブラしながらビールが楽しめる明るい店ということなのだろう。ビールは一杯500円からだが、そう沢山がぶがぶは飲めない。ピッチャーがなく、生ビールはグラスのみ、別途「ビンビール」はあるが、あくまで売りは「生ビールのグラス売り」なのだろう。もう一度行ってもいいと思う店でした。
以上、勢古口が入院中の「聖路加国際病院」からお送りしました。

「江戸の庶民の生活は楽か?13」

「切り餅」と言う言葉を聞いたことがあると思う。時代劇などで使われるお金の包みだ。「切り餅」一つで「25両」が入っている紙包みだ。封印がしてある。中身は?というと「100枚の1分版」というもので後世は「一分銀」が使われるようになったので、銀との違いを示して「一分金」と言われるようになったものだという。所謂「一両の小判」が入っていたのではなく「一分金」が100枚、丁度25両分が包まれていたのだ。ここでも「クォーター」が使われている。100両の四分の一、25両が一包みなのだから。一両=4分=16朱=銀60匁=4000文だったのだが、一両の中に含まれる金の含有量を幕府が減らして、悪貨を造ったから、その価値が減り、19世紀には1両が実質6000文から6500文になったという。だから江戸時代初期の1両は今の価値で13万円だが、江戸後半には10万円から8万円位に下落していたという。

「築地周辺」
前回もご紹介したが、築地の交差点付近が整備され、「晴海通り」の上り線が4車線になり、「左折専用1レーン」「直進専用2レーン」「右折専用1レーン」となり、勝鬨橋からの上り線で築地交差点での右折が初めて可??/b>になった。それにしても築地周辺は観光客、それも外人が多い。たとえ日曜日で「魚河岸」は休みでも「場外市場」は大混雑していた。

「アニマルセラピーと孫」
孫娘の「栞」ちゃんの家に、愛犬「もも」がお泊りに行った。たった一泊だったが、孫娘の受けた感動は凄かったようで、笑顔が素晴らしく、元気になったと娘から聞いた。それは正に「アニマルセラピー」の結果で動物による「ヒーリング効果」だったのだろう。よちよち歩きの孫娘が「ワンワン」「もも、もも」と言いながら、愛犬を追い掛け、タッチしてなでなでする仕草は可愛いの一言に尽きた。そんな孫娘は今月で「一歳半」、愛犬は来月で「9歳」となる。ところが、帰宅した愛犬の食欲がない。どうも孫娘に追い掛けられたのが響いたのか「ストレス」が溜まってしまったようだ。「アニマルセラピー」に対して「ストレス」とはいかなることなのだろうか?愛犬はストレス疲れか、食欲不振の状態でした。後日談、孫娘はもものいない自宅でおやつを手にして「もも、もも」と言いながら犬を探して歩き回っているという。よほど気に入ったのだろう。娘はまた私の自宅に「栞ちゃん」を連れてきて、「ももちゃん」と遊ばせるという。果たして「ももちゃん」の反応は?

「いよいよ手術」

5月1日に「聖路加国際病院」に入院した。午後から「検査」だ。造影剤を脊髄に入れて、具体的な手術箇所を確認するという。午後1時45分、検査室入室し、腹ばいになり局所麻酔を打たれ、いよいよ造影剤の注入となるのだが、なかなか骨と骨の間が抜けず、時間ばかり掛かる。およそ一時間ほどして漸く注入されたが、今度は一部の脊髄部分が狭くなっていて造影剤が下のほうに行かない。「脊柱管狭窄症」そのままの状況だ。一度起こされて屈伸や歩行をして漸く造影剤が下に流れた。あとで結果を見てみるとかなり細くなっている部分があり、2月の検査より更に大きくなっているという。写真を見ても本当に狭くなっているのがはっきり分かる。まるで「砂時計」のように造影剤が写っている。そのくびれの部分が悪い袋の部分なのだそうだ。結果としてくびれは二つの袋を写していたということになる。その後、CT撮影をして1時間半の検査が終わった。明日は朝8時に手術室に入るという。全身麻酔で「内視鏡」での手術だ。上手く行けば1時間ほどで、長ければ3時間だという。さあ、どうなるのやら。
5月2日
「手術当日」
朝6時までぐっすりと眠った。昨晩は「睡眠導入剤」を飲み、10時就寝したが、一度も目を覚まさなかった。心地よい目覚めだ。勿論水も食事も抜きで8時には手術室に入る。横たわり全身麻酔ですぐに意識がなくなる。目覚めたら午後1時30分だった。手術は無事終わったとのこと。なんと「水の入った袋」が2つあり、一つは前回より大きくなっていたという。両方ともに除去したそうだ。部屋に戻るが、身体には「尿のチューブ」「点滴両腕」「腰に血抜きのチューブ」が付いていた。気が付いたら「おでこ」にたんこぶが出来ていた。胸も圧迫されたのか痛い。3時間強もの間うつ伏せになって手術を受けていたのだから、当たり前といえば当たり前で身体の前の部分が圧迫されて痛くなっていた。さてベッドの角度は30度まで傾けることが出来るが、勿論歩行は不可。更に両足にはポンプで空気袋を膨らませ、足を圧迫させる機械が付けられた。理由は血栓を防ぐためだという。お蔭様で術後の痛みは殆どない。一応痛み止めを飲んだが、殆ど必要ないような状態だ。助かった。夕食はお粥中心で、30度の角度で寝たままで食べる。お腹はごろごろとなるが出るのは空気だけ。夜は9時に眠ったが、数時間おきに看護婦さんがチェックに来て、色々と調べるのでうつらうつらで目覚めたのが朝5時だった。痛みが殆どなかったことが救いだった。どうやら手術は成功したようだ。
5月3日
「尿のチューブ」「点滴一つ」「足のポンプ」が外された。看護婦さんに見られながらトイレまで歩き、排泄をする。気持ちよかった。残る背中のチューブは明日になれば外せるという。医師がやってきて、「今日はベッドで基本的にはいること。明日は100m位ならば歩いてもいいこと。300m歩ければ退院です」とのことで早ければ月曜日、遅くとも火曜日には退院出来そうだ。腰の手術した部分は若干痛いが、その他これまで痛かったところは大丈夫なので、早く回復することを祈ろう。やはり「内視鏡手術」は素晴らしい。身体への負担が少ない分、回復が早い。手術後、数時間での歩行が可狽セし、恐らく今後の手術の主体になっていくのだろうと思った。
5月4日
世の中は連休後半で観光地は大忙しだろうが、私はゆっくりした病院生活をしている。お腹が減るのが唯一困るが、これもダイエットと思って我慢している。今日から歩行開始だ。まずは院内を歩こう。約100m院内を医師と供に歩いた。すたすたと歩けたし、痛みはない。ただ、長い間ベッドに横になっていたので、尻から太ももの後ろが痛いが、これは腰の痛みから来るものではないのだろう。徐々に身体を慣らしていかないとならない。身体から全てのチューブが抜き去られ、背中の傷跡に張られたテープ以外は目立ったものはなくなった。これで普通になったといえよう。後は体力の回復を待つだけだ。明日は300歩こう。
5月5日
医師が傷口の消毒をした後、「手術のビデオ」を見せてくれた。内視鏡の先端に付けられたカメラによるもので、約1.6cmの穴を背中から空け、第4間接と第5間接の間に内視鏡が差し込まれ、一部の脊髄の骨を削り、そこから袋を取り除くものだった。神経の束に張り付いている袋は2cmほどの大きなのと1cmほどの小さなのとの二つ。除去にはかなり手間が掛かったようで神経を傷つけてはならないので、慎重に行われている様子が手に取るように分かる。看護婦さんたちも集まってきてビデオ見学となった。3時間掛かったようだが、どうにか問題の部分を除去し手術は終了した。約10分に纏められた内視鏡の映像でした。ビデオは本当に便利だ。これで全ての手術が分かるのだから、失敗も成功も分かってしまう。驚きだった。その後、200mほど歩くが久々の歩行なので疲れてベッドに横になる。明日は300m、そして連休明けの火曜日には退院という運びとなった。

「手術翌日の私」

入院、手術、退院

「J  REPORT 2013 5月第2週号」
「リタイアメント・ノート 4年11ヶ月目」、
「VOL。792 SINCE AUG.12th、1983」
「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」
東京上野の「東京都美術館」で注目の「ダ・ヴィンチ展」が始まった。6月末まで公開されるというので、早速行ってきた。彼の自筆の「素描」「設計図」等が沢山あり、「画家」「彫刻家」「建築家」「科学者」「音楽家」と多面な才狽?釋?チたルネッサンス期の巨匠の一端を垣間見ることが出来る。一点唯一の絵画が写真にもある「音楽家の肖像」だ。ダ・ヴィンチの肖像画は「モナリザ」に代浮ウれるように女性の肖像画ばかりで、唯一男性の肖像画がこの絵だと言う。それほどに貴重な絵なのだ。連休中の上野は美術展ばやりで大賑わいだろう。「西洋美術館」では「ラファエロ展」もやっている。

「善光寺出開帳」

連休を利用して「江戸」が復活した。それは長野「善光寺の出開帳」だ。場所は「両国の回向院」。戦後初めてだという。「回向院」は江戸時代の「明暦の大火」で亡くなった方たちを供養するために立てられたお寺だ。そこに長野の善光寺から貴重な仏像等が運ばれてきて「出開帳」(でかいちょう)が行われ、多数の江戸市民が参詣に来たという。記録によると「安永7年(1778)の出開帳では60日間で1603万人」の参詣客があったという。恐るべき数字だ。当時の人口は推定3000万人だったから、二人に一人の日本人が訪れたという勘定になるが、リピーターもいただろうが、凄い数字であることは間違いない。今回もわざわざ長野からありがたい仏像が運ばれてきた。勿論「お戒壇巡り」も出来る。これはご存知の通り、真っ暗な回廊を巡り、「極楽の錠前」に触れることで「結縁」を果たし、「極楽往生」が叶うというもの。また、寺の入口には「回向柱」が立てられていて、この柱に触れることは御仏に触れるのと同じことで御利益があると言われている。収益は全て「東日本大震災の被災自治体」に直接渡されるという。「江戸が両国に再現された」。写真は「回向柱」です。

2013年の映画のお話し
映画「藁の盾」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年68作目)
日本映画にはない迫力満点の作品。新幹線の場面は台湾で撮影したという。中々面白かった。発想が面白い。殺人犯に掛けられた懸賞金は10億円。日本中の人が殺人犯を殺そうとする。

映画「アイアンマン3」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年69作目)
これもまた面白い。スケールの大きさは流石だ。これは客を集めるだろう。

映画「ラストスタンド」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年70作目)
シュワちゃん10年振りの復帰作。メキシコとの国境の町の保安官。そこに脱走した麻薬王が逃げてきた。メキシコへ行かせてはならない。たった4人で防ごうとするのだが、兎に角面白い。

映画「カルテット」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年71作目)
オスカー俳優でもある「ダスティン・ホフマン」が監督。イギリスの養老院に元妻のオペラ歌手が新たに入居してきた。別れた元夫と入居者達が老いにめげずに立ち上がる姿を描く。ハートフルな映画。

「私の去年2013年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、「舟を編む」
今年の★★★★は、「シェフ」「アルバート氏の人生」「ライフ オブ パイ」「東京家族」「ムーンライズ・キングダム」「ジャンゴ」「愛、アムール」「ヒチコック」「天使の分け前」「藁の盾」「アイアンマン3」「ラストスタンド」「カルテット」

「シノプスシ218」
「間者」(坂岡 真 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年125冊目)「鬼役」シリーズ第6段

「陰聞き屋じゅう兵衛」(沖田 正午 著)二見文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年126冊目)「陰聞き屋」シリーズ第1段

「刺客請け負います」(沖田 正午 著)二見文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年126冊目)「陰聞き屋じゅう兵衛」シリーズ第2段

「成敗」(坂岡 真 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年127冊目)「鬼役」シリーズ第7段

「覚悟」(坂岡 真 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年128冊目)「鬼役」シリーズ第8段

「雪の声」(今井 絵美子 著)祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年129冊目)「便り屋お葉日月抄」シリーズ第4段

「花筏」(今井 絵美子 著)祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年130冊目)「便り屋お葉日月抄」シリーズ第5段

「よっ、じゅう一代目」(佐伯 康英 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年131冊目)「鎌倉河岸捕物控」シリーズ第22段

「幽霊の町」(風野 真知雄 著)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年132冊目)「妻はくノ一 蛇之巻」シリーズ第2段

「妖し火」(佐々木 裕一 著)二見時代文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年133冊目)「公家武者松平信平」シリーズ第6段

「うつけ奇剣」(鳥羽 亮 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年134冊目)「はぐれ長屋の用心棒」シリーズ第27段

「風塵の剣」(稲葉 稔 著)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年135冊目)「風塵の剣」シリーズ第3段

「蜘蛛女」(佐々木 裕一 著)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年136冊目)「もののけ侍伝々」シリーズ第2段

「白雨」(北原 亜以子 著)新潮文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年137冊目)「慶次郎縁側日記」シリーズ第13段
今年急逝してしまった作者の遺稿となってしまった。

「時のみぞ知る」上(ジェフリー・アーチャー 著)新潮文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年138冊目)
「時のみぞ知る」下(ジェフリー・アーチャー 著)新潮文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年139冊目)
流石ストーリーテラーとして著名な作家の作品だけはある。読み応えある物語。「ケインとアベル」を彷彿とさせる作品でした。

「手前勝手世界食物語、第296話」

「再びの土合のやぶ」
前回訪れた時は歩き出す駅を間違えてしまい、大変なことになったのだったが、今回はJR「武蔵浦和」駅から歩き始めて10分ほどで到着。いつもの「3S会」のメンバーでの昼食会となった。始めに出たのが「出汁巻き玉子焼きと鴨肉のスモーク」、次が「粗挽き蕎麦の辛子大根合え」、「こんにゃくの刺身」、「蕎麦掻き」、「鶏肉の照り焼き」、最後は勿論「盛り蕎麦」、プラス地元産の「浜防風」という川口特産の野草の天麩羅でした。どれも美味しいもので、それに持ち込みの紅白ワイン2本で一人当たり@3000円でした。この店は見付け出すのが微妙に難しいから、よく知っている人でないと中々辿り着けないというのが「玉に疵」だ。でもここの蕎麦やその他の付け合わせは本当に一品一品が選り優れて美味しい。これで4回目になるのだろうか?いつ来ても美味しいのには感服です。
以上、勢古口が入院手術直前の体で東京からお送りしました。