「深川編2」

「採茶庵」
えんま堂から更に北に進む。「海辺橋」の手前左側に小さな「庵」がある。縁側に座っているのは「松尾芭蕉」翁の像だ。この像、手に杖を持っているのだが、何年か前に一度盗まれたことがあった。だから杖は二代目だ。この庵の手前を大川方面に行くと「芭蕉記念館」がある。芭蕉翁はこの近所に住んでいたらしい。色々なところに「句碑」もあり、芭蕉の面影を偲ばせる。

2013年の映画のお話し
映画「スタートレック・イントゥ・ダークネス」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年146作目)
お馴染みの映画が3Dで迫力満点かな。まあ楽しめます。

映画「オン・ザ・ロード」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年147作目)
第二次世界大戦後のアメリカで作家を目指す青年が大陸を横断、往復しながらの青春を描く。若者の実態なのだろうか?

日経新聞8月30日付け夕刊「シネマ万華鏡」の評価によれば、「マン・オブ・スチール」が4つ星、「オン・ザ・ロード」が4つ星、「日本の悲劇」が3つ星、「夏の終り」が3つ星、「ゼンタイ」が3つ星、「恋の渦」が3つ星、「ジンジャーの朝」が3つ星でした。

「私の去年2013年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、「舟を編む」「少年H」「タイピスト」
今年の★★★★は、「シェフ」「アルバート氏の人生」「ライフ オブ パイ」「東京家族」「ムーンライズ・キングダム」「ジャンゴ」「愛、アムール」「ヒチコック」「天使の分け前」「藁の盾」「アイアンマン3」「ラストスタンド」「カルテット」「旅立ちの島唄」「奇跡のリンゴ」「アンコール」「真夏の方程式」「ワイルド・スピード ユーロミッション」「風立ちぬ」「クロワッサンで朝食を」「最愛の大地」「スマイル・アゲイン」

「シノプスシ234」
「岳飛伝5・紅星の章」(北方 謙三 著)集英社刊 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年255冊目)
南宋と金が争う時代。日本は平安末期。梁山泊も健在だった。そんな時代を活きた将軍「岳飛」の物語。「梁山泊」と「楊令伝」の続編だ。全て新刊本で買っている。

「螺鈿迷宮」(海堂 尊 著)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年256冊目)

「岳飛伝6・転遠の章」(北方 謙三 著)集英社刊 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年257冊目)

「青竜の砦」(風野 真知雄 著)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年258冊目)「爺いとひよこの捕物帖」シリーズ第4弾

「じゅう万石の誘い」(佐々木 裕一 著)二見時代文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年259冊目)「公家武者松平信平」シリーズ第7弾

お江戸お散歩、深川編

「J  REPORT 2013 9月第1週号」
「リタイアメント・ノート 5年3ヶ月目」、
「VOL。809 SINCE AUG.12th、1983」
「お江戸お散歩、その1」
「深川編1」「えんま堂」
地下鉄東西線「門前仲町」駅から「清澄通り」を北へと向かう。すぐに深川2丁目の「法乗院・えんま堂」が右手に現れる。丁度「葛西橋通り」との角だ。天明元年(1781年)当時の「割絵図」所謂「古地図」を観ながら歩く。今観ている「割絵図」は「江東区深川江戸資料館」で買い求めたものだ。この辺り清澄通りの右手,東側は「寺町」、左手、西側は「町屋」だ。えんま堂は江戸時代から参拝客で賑わっていたという。「運慶作の閻魔像」があったが、関東大震災で焼けたそうだ。先日観た歌舞伎「梅雨小袖昔八丈・髪結新三」で新三が殺される場面はこの辺りの「閻魔堂橋」の上という設定だという。さて今の葛西橋通りは当時は堀割の川で、のちに埋め立てられた模様だ。更に門前仲町から南へ下ると、今の「越中島」の「東京海洋大学越中島校舎」までが陸地でその先は海、「江戸湾」だ。「永代橋」から「富岡八幡」へ続くのは「永代通り」だが、これは当時も一本道で「木場(木置場)」まで続いていたようだ。この門前町は「仲町」と呼ばれ当時も大変な繁華街で賑わい、「辰巳芸者」と呼ばれる気風のよい男名を名乗る芸者衆が活躍する街でもあった。

「手前勝手世界食物語、第311≠サの3」

「まねき鮨」
佐賀県武雄温泉で今一番有名なのは「市立図書館」だ。この運営を外部委託したところ、大人気でたくさんのお客が来るようになったという。「TSUTAYA」の運営が一躍評判となった、あの図書館だ。さてそんな武雄温泉に行き付けの「まねき鮨」さんがある。聞くと「こちらに移ってきて丁度この8月で10年になる」という。元々は名古屋の有名鮨店で働いていたが、故郷に戻っての新規開業だったという。武雄温泉などというある意味過疎の町で鮨屋をやるというのは大変なことだろうと、同情する。やはり味と腕があればこそ、贔屓客を挽き付けることが出来たのだろう。私もわざわざ東京から飛行機で、しかも博多から特急で1時間10分、往復4200円掛けてやってきているのだから、その味も分かるというもの。私も通うようになって多分6年か7年経っていると思う。年に一回か二回しか来られないので常連とは言えないかも知れないが、それでもわざわざ通うこの努力。さて、当日はまず「くらげ(有明海)の酢の物」、「アサリ(三重県桑名産)の煮付け」、「おこぜ(有明海産)の刺身」は「きも、身、皮、身と骨の間」に分けられていた。これは珍味だった。新鮮な「さんまの刺身」は「タマネギ、ニンニク、梅干、醤油」のタレで食べる。「黒アワビ(平戸産10年ものの大きなもの)の酒蒸し」は柔らかく美味しかった。「枝豆」、そして「エメi筑後川にしかいないという貴重なもので弘法太子の時代からあるという)の刺身」、「穴シャコ」、「ウニのスープ」で口直しをしてからいよいよ「握り」だ。「烏賊」「シャコ(大村産)」「海老」「ウニ(平戸産)」「たまご」で終えた。今年はこの暑さで魚が獲れなくて満足な鮨が出せないと嘆いていた。確かに鮨は玄界灘が動き出す冬場がいいに決っている。また冬に来よう。焼酎は「三岳」と「薩摩国分」を飲んだ。博多までの帰りの列車内では寝ていました。
以上、酷暑の博多から勢古口がお送りしました。

「手前勝手世界食物語、第311≠サの2」

「呼子の烏賊刺し」
同じ博多天神「割烹、よし田」で「呼子の烏賊刺し」も頼む。大きな呼子の烏賊はまだ生きているから、足を動かしている。「呼子」は佐賀県唐津市の玄界灘に面した漁港だ。ここの名物が「活きた烏賊」だ。天神のよし田さんでも活きた烏賊は水槽にいて、客から注文が入ると捌くから新鮮そのものだ。烏賊の身は透明な白い色をしている。目玉はまだぎょろぎょろと私を見ているようだ。そんな活きのいい烏賊の刺身を食したら、残りのゲモヘ「天麩羅」にしてもらい、「天然の塩」で食べる。熱いゲンVが甘く感じられ実に美味しい。満腹、満足な博多の味でした。烏賊一杯@3000円でした。「呼子」の近くには豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に築いた「名護屋城址」があるが、当時の武将達も呼子の烏賊を食べたのだろうか?

「手前勝手世界食物語、第311≠サの1」

「博多名物、鯛茶」
博多天神の「割烹、よし田」に行く。勿論お目当ては「鯛茶」だ。半年ほど前「日本橋高島屋」の全国名物展で「鯛茶」を食べさせていた「東京K」のが余りにも不味かったので、本当の意味での口直しはここ「よし田」で食べ直すこととした。ご存知のように、名古屋名物の「鰻のひつまぶし」と同じで、鯛茶もまずは「鯛の刺身」と「山葵」、「醤油の浸けタレ」をかき回して混ぜ合わせる。そしてお櫃からよそった熱々の白いご飯の上に刺身を乗せ、「刺身とご飯」を味合う。その後刺身と醤油ダレを一緒にご飯にかけて、そこに「熱いお茶」をかけて「茶漬け」にして食べる。二通りの食べ方で鯛を楽しむ。これが実に美味い。博多に来た時は必ず寄る馴染みの店と味でした。@1200円に値上がりしていたが満足でした。

九州へ

「J  REPORT 2013 8月第5週号」
「リタイアメント・ノート 5年2ヶ月目」、
「VOL。808 SINCE AUG.12th、1983」
「九州へ」
酷暑の日本列島を西へと飛んだ。ほぼ一年振りの九州は福岡だった。東京で歌舞伎を観てから行ったから、到着は午後8時過ぎ。その足でいつも行くもつ鍋の「七山」で「焼肉」と「もつ鍋」を頂く。先日家族が訪れてお世話かけたお礼を兼ねてだ。翌日はバスで「福岡タワー」に行く。博多湾が一望出来る。東京タワーに次いで日本で三番目の高さだという。博多湾に浮かぶ島々、青い海、白い砂、湾の手前には結婚式場があった。近くの「福岡市博物館」で「インカ帝国展」も見学する。今年3月に訪れた「クスコ」「マチュピチュ」らから発掘されてものや「ミイラ」なども展示してあった。映像が多く使われていて、インカの姿が再現されていた。それにしても福岡は暑い。ニュースによるとフランスのパリは「最低気温12度、最高気温20度」とあった。確かに2008年8月に長女と次男とで訪れたパリは寒かったが、もうヨーロッパは秋なのだろう。

「大宰府天満宮」

西鉄線で「大宰府天満宮」に行った。「菅原道真公」を偲んでではないが、たまには神様に頭を下げてみたくなった。御神籤を引く。「小吉」とあった。金運も何もかも余り良くない占いだったが、まあヨシとしよう。そこそこ観光客も来ていたが、兎に角暑いのには参った。

「八月歌舞伎観劇」(歌舞伎座にて、今年3回目)
「梅雨小袖昔八状、髪結新三」
江戸の人情噺だ。大店の娘を浚ってきた「髪結新三」と娘を解放させようとする「大家」との掛け合いが面白い。

2013年の映画のお話し
映画「スマーフ2」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年141作目)
実写とアニメを組み合わせした現代版お伽噺。

映画「ホワイトハウス・ダウン」(丸の内ルーブルにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年142作目)
テロリスト集団がホワイトハウスを襲う。実は内部からの手引きがあったのだった。偶然に見学ツアーで居合わせた警官とその娘が大統領を救う。

映画「エンド・オブ・ウオッチ」(銀座TOEIにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年143作目)
ロスアンジェルス警察のパトロール警官2人の活動を描く。白人、黒人、ヒスパニックのギャング達が蠢くロスの犯罪多発地帯で命を掛けてのパトロールの実態らしいが迫力満点だ。

映画「タイピスト」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年144作目)
これはフランス版スポ根映画だ。1959年のルマンディーで秘書を目指す女性にタイピングの才狽??ゥ出した保険会社経営者が彼女をタイプの大会に出す。地方大会、フランス大会、そして世界大会を目指すというもの。こういう映画、最高だよ。私はこういった基本的にハッピーエンドの映画が大好き。絶対観てね。勿論私的には5つ星でした。平日の昼間にも拘らず満席でした。昨年の「アーティスト」以来の名作だと思う。

映画「スマイル・アゲイン」(有楽町スバル座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年145作目)
文句なしにいい映画だった。元サッカースター選手と別れた妻、そして息子。この3人の生き様を描くが、愛情溢れる映画だった。こういったベーシックな愛情物語が大好きだ。

日経新聞8月16日付け夕刊「シネマ万華鏡」の評価によれば、「楽園からの旅人」が4つ星、「タイピスト」が4つ星、「ホワイトハウス・ダウン」が3つ星、「スマーフ2」が3つ星、「ザ・タワー」が3つ星、「トランブゾン協奏曲」が3つ星、「陸軍登戸研究所」が3つ星でした。そして、8月23日付けでは、「スタートレック・イントゥ・ダークネス」が4つ星、「悪いやつら」が3つ星、「エンド・オブ・ウゾッチ」が3つ星、「メキシカン・スーツケース」が3つ星、「ガッチャマン」が3つ星、「上京ものがたり」が3つ星、「リターン」が3つ星でし。

「私の去年2013年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、「舟を編む」「少年H」「タイピスト」
今年の★★★★は、「シェフ」「アルバート氏の人生」「ライフ オブ パイ」「東京家族」「ムーンライズ・キングダム」「ジャンゴ」「愛、アムール」「ヒチコック」「天使の分け前」「藁の盾」「アイアンマン3」「ラストスタンド」「カルテット」「旅立ちの島唄」「奇跡のリンゴ」「アンコール」「真夏の方程式」「ワイルド・スピード ユーロミッション」「風立ちぬ」「クロワッサンで朝食を」「最愛の大地」「スマイル・アゲイン」

「シノプスシ233」
「デビュー」(今野 敏 著)実業之日本社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年249冊目)

「ポーカー・レッスン」(ジェフリー・ディヴァー 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年250冊目)
好きな作家の珍しい短編集だ。

「うだつ屋智右衛門縁起帳」(井川 香太郎 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年251冊目)

「恋知らず」(井川 香太郎 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年252冊目)「うだつ屋智右衛門縁起帳」シリーズ第2弾

「女泣川ものがたり」(都筑 道夫 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年253冊目)
中川から隅田川まで、本所と深川のさかいを流れている川を「小名木川」という。だが別名「女泣川」と呼ばれ、深川の岡場所が流行っていた頃から、幾多の女が泣き、その涙が流れているという。好きな作家の作品だったが、実に面白かった。

「手前勝手世界食物語、第310」

「340gのステーキ」
いつも行く西銀座の高速道路下「インズ2」の地下にある「素適庵」、最近非常に混んでいて、これならば蘭???オたほうがいいとおもうほどの混雑振りだ。まあリーズナブルでそれなりに美味しいので客が来るのも当たり前かも知れないが、余り混むのもどうかと思う。カウンター席に座ったら、コックさんから「お久し振りですね。お元気そうで」と声を掛けられた。「いや、元気じゃないよ」と言っておいたが、このところの心臓やらアレルギーやら肺癌の疑いやら、まあ問題含みでは元気でいられるわけがない。さて、本日は思い切って、最大の大きさの「340gのステーキ、さん、よん、まる」を注文した。5000円弱だが、食べ応えがある。大きいステーキと言えば、初めて南米に出張した時、アルゼンチンのブエノスアイレス、ラプラタ川河口の店で食べた2ポンド、約900gのステーキは凄かった。若かったから全部食べたが、満腹を通り越していた。いつもハワイでは「Tボーン」のこれも2ポンドを食べていたが、骨がある分、肉は多少少ないから食べられたが、歳をとると多分もう食べられないだろうと思う。
以上、まだまだ暑さが続く東京から勢古口がお送りしました。

「お台場合衆国」

東京湾岸のお台場は、元々幕末に幕府が大砲を置いて国防に記するために造られた埋立地だ。今は湾岸発展の象徴のようになっている。そこにある「フジテレビ」で毎年夏に行われている「お台場合衆国」へ行って見た。朝からたくさんの人たちが集まっていた。暑い。炎天下、歩き回る人たちの気が知れない。そんなことを思っていたら、たちまち動悸が激しくなってきた。最近、何もしていなくても胸がキューンとなり、息苦しくなり、動悸が襲ってくることが頻繁に起きていたので、聖路加国際病院に通っていたのだが、このままでは死んでしまうのではないか?と思って直ぐに戻りのバスに乗って自宅に戻った。原因はなんなのだろう?冷房の下で過ごすのが一番の身体休めなのだろうと納得して帰宅しました。それにしてもあれだけの人たちが暑さを物ともせず集まる動機は何なのだろうか?

「アレルギーとエピペン2」
造影剤CT検査の結果、発生したアレルギー症状は、これまでなかったアレルギーを目覚ませてしまったようだ。従って、今は心臓用に「ニトロ」、アレルギー用に「エピペン」を常時携帯している。まるで危険因子を身体に抱えて生きているような状態になってしまった。アレルギーというのは恐ろしい。何に反応してアレルギーが起きるかが分からない。だから常に対応を準備しておかないと大変なこと、即ち命にもかかわるというものだからだ。これまで一切アレルギー反応がなかったのが、心臓CTの造影剤が発端となってアレルギーの体質になってしまうなんて信じられない。本当に恐ろしい。

「ガンダム」

お台場に大きな「ガンダム」像があった。私たち団塊の世代は「鉄人28号」や「明日のジョー」だったから、「ガンダム」とは縁がないが、団塊の世代第2世代、我々の子供たちの世代のヒーローだったのだろう。

「江戸の庶民の生活は楽だったか?26」
「深川のお祭り」
深川は「富ヶ岡八幡宮」の3年に一度の「例大祭」は8月15日の「連合渡御」には120数台の神輿が練り歩く。「水掛け祭り」ともいうように辺りから水が撒かれ、多いに賑わう。今年は「子供神輿」だけが11日に担がれた。「神田明神、山王神社」と合わせて「江戸三大祭」と言われる伝統の祭りだ。その昔「紀伊国屋文左衛門」が巨大な「お神輿」を寄進したことでも有名だ。関東大震災で焼けてしまったが、20年位前の佐川急便の創業者が改めて寄進したものが今でも境内に飾られている。祭りは江戸っ子の楽しみの一つだったのだろう。余談だが、「富ヶ岡八幡宮」という名前は鎌倉の「鶴ヶ丘八幡」の対になるのだという。だから「ケ」が入っているらしい。
「幕藩体制」
徳川幕府の基本的な思想は「朱子学」だ。これは「忠義、親孝行」が中心の考え方だ。従って幕藩体制は「身分制度」が社会形態だった。身分の上下があり、支配階級と非支配階級に分かれていた。その支配体形は朱子学の考え方に基づいていたのだ。身分では「天皇」「公家」「士」「農」「工」「商」「非人」となるが、あくまで政治は天皇からの委託を受けた幕府、即ち武家の棟梁である「将軍」が執り行うということになっていた。「忠義」とは「主」と「家臣」の関係であり、「親孝行」とは「親」と「子供」の関係であり、これが基礎だった。こんか社会通念は実は戦前まで引き継がれてきていたのが日本の社会ではなかったろうか。最近映画で「風立ちぬ」「少年H」と太平洋戦争前後の話しがヒットしているが、その中での社会体制は江戸時代と余り変わっていないということに気が付かされるから不思議だ。