「2014アカデミー賞は?」

「2014年のアカデミー賞は?」
「作品賞」は「それでも夜は明ける」。「監督賞」は「アルフォンソ・キュアロン」氏(ゼロ・グラビティ)。「主演男優賞」は「マシュー・マコノヒー」氏(ダラス・バイヤーズクラブ)。「主演女優賞」は「ケイト・ブランシェット」さん(ブルージャスミン)。「助演男優賞」は「ジャレッド・トレー」氏(ダラス・バイヤーズクラブ)。「助演女優賞」は「ルピタ・ニョンゴ」さん(それでも夜は明ける)。「外国語映画賞」は「追憶のローマ」(イタリア)。なお「ゼロ・グラビティ」は、監督賞、撮影賞、編集賞、作曲賞、録音賞、音響編集賞、視覚効果賞を獲得した。残念ながら日本からノミネートされていたアニメ2作品は落ちた。レオナルド・ディカプリオはまたまた主演男優賞を逃したが、当然と言えば当然だろう。納得出来る選考でした。
「日本アカデミー賞」
参考までに日本アカデミー賞は、「舟を編む」が作品賞、主演男優賞、助演男優賞等を総なめしました。

「虫干し」
江東区に「江東シルバー人材センター」というのがある。いつもバスの広告でみていたのだが、連絡をとったら、仕事を請け負うという。当然70歳以上の人たちが自分たちの特技を生かして仕事をするという。私がお願いしたのは家内の着物の「虫干し」だった。3年前に家内の実家から娘時代の着物をこちらに送らせた後、ダンボールに入れたままにしていた。一回だけ中身を開けて写真を撮り、一応の整理はしてあったが、本格的な虫干しは初めてだった。写真はベランダの下に吊るした30枚の着物。風が吹き抜けて丁度虫干し日和の日だった。来て頂いたのは、元呉服店に勤めていたという75歳程度の方だった。時間当たり@1100円を私はセンターに支払う。初日は午前中2時間、2時間空けて、午後から5時間働いて貰った。その日は全部で50枚の虫干しをしてもらった。

「2014年の映画のお話し」  2013年は221本の映画を観ました。
映画「ホビット2」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年32作目)
身長130cm位の人間たちが龍に占領された国を奪還しようとする冒険物。最後は次回にお楽しみでした。

映画「東京難民」(有楽町スバル座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年33作目)
大学も除籍され、アパートも追い出された21歳の若者の転落の物語。負のスパイラルの中から彼は何を見出すのか?最下層の人たちを描く。

映画「ネブラスカ」(TOHOシネマシャンテにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年34作目)
モンタナからネブラスカへの1500キロの長旅。100万ドルの宝くじに当ったと信じ込む老いた父親を車で連れて賞金を受け取りに行くことにした息子。そして兄と母もその旅に加わる。そこでこれまで知らなかった一家の生い立ちを知ることになる。今時珍しい白黒映画でした。

映画「グロリアの青春」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年35作目)
南米チリに住む中年女性のグロリア。長男には孫が、そして長女はスウェーデンの男性の元に向う。既に離婚した元夫にも新しい妻がいる。毎夜グロリアはアバンチュールを求めてクラブへと。そこで知り合った男性との出会いを楽しむ。そんな彼女の姿から中年女性の哀れさが滲み出す。人生とは?残りをどう過ごすのか?が取り上げられる。

映画「猫侍」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年36作目)
ちょっと風変わりな時代劇だった。アニメ的といえばいいのか?元加賀藩士の浪人が町のヤクザ通しの争いに巻き込まれる。一方は猫を可愛がるヤクザの親方。一方は犬を可愛がる親分。浪人者は猫を殺すように依頼されるのだが、人も猫も殺せる性格ではなかった。さてその後は?

2014年3月7日付け日経新聞夕刊「シネマ万華鏡」の評価は、「それでも夜は明ける」が4つ星、「オール・イズ・ロスト」が3つ星、「ホビット2」が3つ星、「銀の匙」が3つ星、「魔女の宅急便」が3つ星、「ダリオ・アrジェントのドラキュラ」が3つ星、「マンガで世界を変えようとした男」が3つ星でした。

「私の去年2014年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、
今年の★★★★は、「小さいおうち」「アメリカン・ハッスル」「ウルフ オブ ウォールストリート」「光にふれて」「ダラス・カーボウイズ・クラブ」

「2014 旅の記憶シリーズ」  2013年の旅では、「ペルー」が51カ国目、「南アフリカ」が52カ国目、「ジンバブエ」が53カ国目、「ボツワナ」が54カ国目、「ザンビア」が55カ国目でした。
2014年の国内旅行の第一回目は、1月の九州福岡と水俣でした。第二回目は能登でした。
2014年の海外旅行は、トルコ(1月、3度目)、台湾(2月、3度目)です。

「2014 歌舞伎観劇シリーズ」歌舞伎座にて★★★「今年1回目」

「2014 本の記憶シリーズ」  2013年は本を350冊読みました。
「美雪晴れ」(高田 郁 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年52冊目)「みをつくし料理帖」シリーズ第9弾

「風塵の剣」(稲葉 稔 著)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年53冊目)「風塵の剣」シリーズ第5弾

「古手屋喜十為事覚え」(宇江佐 真理 著)新潮文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年54冊目)「古手屋喜十為事覚え」シリーズ第1弾

「藍の糸」(中島 要 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年55冊目)「着物始末暦」シリーズ第2弾

「夢かさね」(中島 要 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年55冊目)「着物始末暦」シリーズ第3弾

「湯島の白梅」

「J  REPORT 2014 3月第2週」
「リタイアメント・ノート 5年9ヶ月目」、
「VOL。837 SINCE AUG.12th、1983」
「湯島の梅」
3月の声を聞いたとは言え、まだ平年より寒い日が続いている。毎年ことだが、「湯島天神」に名物の「梅」を観に行ってきた。5分から6分咲きだが、既に花びらを開いている花もあるし、蕾を固く閉じているものもあるが、それでも境内は合格祈願の「絵馬」で埋め尽くされていて、受験シーズン真っ盛りだということを痛感させられた。梅の花は「白梅」と「紅梅」がそれぞれ7:3位で植えられていたが、今年はやはり開花が少し遅れているようだ。3月6日は「啓蟄」で虫たちが地面から出てくる季節ということだ。とてもではないが、虫たちも寒くて出てくる気持ちにならないのではなかろうか?

「女性の病気」
NHKラジオで聞いたのだが、問題1、欧米女性が日本女性より、2倍掛かる病気とはなんですか? 問題2、二本女性がこの20年の間に2倍に増えた病気はなんですか? そうです。その病気とは「乳癌」だということです。驚くことに、欧米の女性は、25歳以上でなんと8人に一人が乳癌になるという。また同様日本女性では16人に一人だというから凄い数字だ。私は男性で関係ないが、それにしてもよく乳癌になった人の話しを聞くから、女性にとっては本当に大問題だと思う。その分、医療も治療も進んでいるというから、早期発見さえ意識すれば、もう怖い病気ではないという。女性の方々、診察を早目に受けて下さいね。

「からすみ」

「手前勝手世界食物語、第329」
「からすみ」
台北の朝市で買い求めてきた「からすみ」、一つは娘に台湾土産として渡し、残りは私が食べることとした。説明文は中国語と日本語で書かれていた。それによると、1)表面の薄皮を必ず剥ぐこと。2)表裏に酒を振り掛けること。3)両面をそれぞれ1?2分程度軽く焼く、その際にもお酒を塗りながら焼く。4)出来上がったら薄く斜めに切って、大根または白葱を添えて食べる。という具合だとのこと。薄く切ってから炙るのかと思っていたら、大きなまま炙って、それから薄く切るのだということが分かった。まだ食べていないが、楽しみだ。さて、今日は新しい店に行った。有楽町ITOCIAの地下にある韓国料理の店だったが、店員は韓国人で本格的かと思っていたら、意外にどうしようもない店で、頼んだ「サムギョプサル」も豚肉とニンニク、それに玉葱しか出てこない。肉を包む野菜も出てこない。これでは日本人は朝鮮料理を知らないだろうとばかりの店でした。二度と行きません。まあ、こんな店も都内には沢山あるということだ。

「江戸の歌舞伎事情」

「日本はなぜ欧米列強の植民地にならなかったか?」 竹村公太郎氏著、「日本史の謎は地形で解ける」より
簡単に言えば、それは日本の地形と気候から来る自然災害が欧米には魅力と言えなかったからだという。アフリカには奴隷にさせられる豊富な人間が、更に象牙、金、ダイヤモンドもあった。また、アジアには広大なプランテーション(ゴム、綿花、紅茶、香料)が開かれる土地と人があり、それを搾取するための植民地化が可能だった。しかし、日本は国土の2/3が山岳地帯であり、平野が少なく、鉱物もなく、更に地震、津波、洪水、火山の噴火に頻繁に襲われ、欧米諸国にとっては全く魅力のない国だったというのだ。幕末は特に地震が頻発し(1854年7月安政伊賀地震、同年12月の安政東海地震、翌年1855年11月の安政江戸地震とその後の余震)、欧米の人たちにとっては恐ろしい土地だったのだろう。なんとなく納得出来る。

「江戸の庶民の生活は楽だったか?41」
「芝居」
江戸の芝居は「江戸三座」と呼ばれる「官許芝居」がある。「中村座、市村座、森田座」が常設の芝居小屋を許されていた。所謂幕府の許しを得ていた「江戸歌舞伎」だ。一方、「宮地芝居」と呼ばれる庶民向けの芝居があった。「江戸歌舞伎」のほうは明け六つ、日の出から始まり暮れ六つ日暮れまで続く。客はまず「芝居茶屋」に夜明け前に入って朝ごはんを食べたり、朝酒を飲んでから芝居小屋に入る。これは非常に高いものになる。観劇料だけでなく、茶屋の座敷代や飲食代、役者たちへのご祝儀などなどが付くから高い。「宮地芝居」は神社仏閣の境内を借りて行う。三座の芝居は一つの芝居を丸一日掛けて演じる。一方宮地芝居は名場面だけ抜粋して行う。但し、芝居では幕府を批判するようなことを禁じていたので、実際の事件を過去に置き換えて演じていたこともあった。例えば忠臣蔵は室町時代に舞台を変えている。「江戸三座」の常設小屋は浅草の「猿若町」にあったが、そこは今も「浅草六区」として有名な場所だ。写真は歌舞伎の「助六」の場面だ。

「日本堤と吉原大門」

「日本堤と吉原大門」
現在の台東区の地図を見てみると、言問橋の上流に隅田川から北西の方角に「土手通り」という道がある。これが江戸時代には「日本堤」と呼ばれていた。この道の先に「吉原大門」があった。通りを左に曲がり、「見返り柳」があり、「三曲がりの衣紋坂」の先に「大門」があったという。江戸時代は水運が発達していたから、吉原に遊ぶ客の多くが、「猪牙船」と呼ばれた小型の船、今で言えば水上タクシーのようなもので「山谷堀」で下りて、日本堤を歩いて吉原に向ったという。この「日本堤」、実は別な狙いがあったという。元々吉原は日本橋にあった。しかし「振袖火事」と呼ばれた「明暦の大火」(1657年)で焼け落ちたのを幕府が浅草の北に「新吉原」として復活させた。その折に、江戸の町を水害から守るために、「日本全国の大名」に命じて、土を盛り上げた堤をたったの60日で造らせたという。だから「日本堤」と名付けられた。この堤の上を人々が歩くから、堤はどんどん固まっていった。これにより隅田川が仮に氾濫しても、この堤により直接の江戸市中への浸水は防ぐことが出来るようになったという。何と知恵のある役人もいたものだ。感心するではないか。写真は「猪牙船(ちょきぶね)」だ。

「新月」
人間は太陽に影響されるのか?それとも月なのか?今年は新月が月に2度ある珍しい年だという。1月と3月に新月が二回訪れる。その後は19年後になるという。さて、世界中の国旗で太陽は日本だけかもしれない。月が国旗に使われている国は非常に多い。特にイスラムの国は月がある。日本の国旗は太陽だけだから不思議だ。世の中、暑くて日中は動けない。従って活動は夜間だという国は多い。月と星をあしらった国旗は本当に多い。どうも人間は月の満ち欠けや引力に非常に影響されているらしい。だから国旗も月と星、即ち夜のものになる。日輪に影響を受け、日の出、日の入りに感動するのは世界から見れば珍しい国民なのかも知れない。

「三井越後屋」

「三井越後屋」
「現金、掛売りなし」ということでそれまでの「掛け売り」を止めたのが、今の「三越」の前身である「三井越後屋呉服店」だという。江戸時代、買い物の代金は月末か年末に纏めて支払う習慣だった。だから資金力もさることながら、信用が大切だった。それを「現金ですよ、掛け売りはしませんよ、でもその分安くしますよ「」という合理的な販売方針は誠に斬新なアイデアだったろう。やはり常に新しいことをしようとする商売人は江戸時代にもいたのだった。

「2014年の映画のお話し」  2013年は221本の映画を観ました。
映画「キック・アス」(TOHOシネマ有楽座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年26作目)
15歳の少女が活躍するコミックの映画化。ちょっと暴力過ぎるのが問題か?

映画「大統領の執事の涙」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年27作目)
アイゼンハウワーからレーガン大統領まで使えた黒人執事の涙溢れる物語。歴史の生き証人だが、その生い立ちは南部の綿花畑で働く労働者の息子としての苦難の連続だった。アカデミー主演男優賞も夢ではないだろう。

映画「ダラス・バイヤーズ・クラブ」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年28作目)
HIVに感染したテキサスの男性が余命30日と医師から宣告されるのだが、未認証の薬を求めてメキシコや世界中を廻り、やがてHIVの特効薬と言われているものが製薬会社の利益主義から導かれた副作用の多いものだと証明しようとして、戦うというもの。余命30日が6年後に遂に死ぬのだが、その戦いは素晴らしい。

映画「ジョバンニの島」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年29作目)
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を下敷きにしたアニメ。終戦直後、北方4島に侵攻してきたソ連軍と住民の暮らしを通じて、子供たちの生き方を描く。中々感動でした。

映画「ゲームセンターCX」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年30作目)
こんな映画があるのか?1986年に流行った家庭用ゲームを実際にやって見せる攻略するだけと言う映画だ。それでも何かのめりこんでしまうから不思議だ。

映画「土竜の唄」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年31作目)
駄目な警官がヤクザの組に潜入を命ぜられる。目的は組長の逮捕。果たして?まあ、コミックだと思えばいい。

2014年2月28日付け日経新聞夕刊「シネマ万華鏡」の評価は、「ネブラスカ」が4つ星、「グロリアの青春」が4つ星、「コーヒーをめぐる冒険」が4つ星、「マチュ?テ・キルズ」が3つ星、「ラヴレース」が3つ星、「愛の渦」が3つ星、「家路」が4つ星でした。

「私の去年2014年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、
今年の★★★★は、「小さいおうち」「アメリカン・ハッスル」「ウルフ オブ ウォールストリート」「光にふれて」「ダラス・カーボウイズ・クラブ」

「2014 旅の記憶シリーズ」  2013年の旅では、「ペルー」が51カ国目、「南アフリカ」が52カ国目、「ジンバブエ」が53カ国目、「ボツワナ」が54カ国目、「ザンビア」が55カ国目でした。
2014年の国内旅行の第一回目は、1月の九州福岡と水俣でした。第二回目は能登でした。
2014年の海外旅行は、トルコ(1月、3度目)、台湾(2月、3度目)です。

「2014 歌舞伎観劇シリーズ」歌舞伎座にて★★★「今年1回目」

「2014 本の記憶シリーズ」  2013年は本を350冊読みました。
「つぐみの佐平次」(坂岡 真 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年46冊目)「帳尻屋始末」シリーズ第2弾

「父子雨情」(稲葉 稔 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年47冊目)「影法師冥府おくり」シリーズ第1弾

「仕舞屋侍」(辻堂 魁 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年48冊目)「仕舞屋侍」シリーズ第1弾

「しのぶ梅」(中島 要 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年49冊目)「着物始末暦」シリーズ第1弾

「江戸の備忘録」(磯田 道史 著)文春庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年50冊目)
歴史好きな私には実に面白い本だった。江戸時代を含めて日本人の生き方、風習等を実際の古文書から読み解いている。映画にもなった「武士の家計簿」の著者だ。

「紅染月」(今井 絵美子 著)祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年51冊目)「便り屋お葉日月抄」シリーズ第6弾

「解毒」(上田 秀人 著)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年52冊目)「表御番医師診察禄」シリーズ第3弾

「東京マラソン」

「J  REPORT 2014 3月第1週」
「リタイアメント・ノート 5年9ヶ月目」、
「VOL。836 SINCE AUG.12th、1983」
「東京マラソン」
例年、この日は寒い。今年の2月23日も寒風が吹き荒んでいた。豊洲付近、37キロ地点でランナーたちを見送る。出発して2時間ちょっとだから早いランナー達なのだろう。沿道の声援を浴びながら走り去るランナー。その後、銀座に出たら、いるは、いるは、大勢のランナーが銀座通りを浅草に向けて走って?歩いている人もいたが、皆ゴール目指していた。沿道には応援なのか、観客なのか、それぞれに声を出していた。この日、風はあるものの日溜りでは暖かさすら感じたが、ランナー達は元気に走り去っていった。

「健康年齢」
普通の人の健康年齢は男性では80歳マイナス8歳程度の72歳と言われている。しかし、私は既にゴルフが出来なくなって10年以上、膝の手術をして3年半、だから私の健康年齢は62歳だったといえる。今は健康ではない生活を送っているということになる。ゴルフも好きで年間4?50回はやっていたが、膝に負担が掛かるために諦めた。だから友人達がゴルフに出掛ける話しを聞くたびに羨ましいと思う。昨年は脊柱管狭窄症の手術もしたし、本当に不健康な身体になってしまった。

「幸楽園の鰻」

「手前勝手世界食物語、第328」
このコーナーを始めた理由は、私の食べ物の好みで判断した味を知ってもらおうということだった。だから題名も「手前勝手」としたし、「世界食物語」としたのは世界中の食べ物を食べてみようという思いからだった。手前勝手だから私の舌で感じたままを文字にしたのであって、他の人の感想がどうあろうと構わない。
「幸楽園の鰻」
浦和の小高い丘の上のその店はあった。有名な「小島屋」の近くなのだが、聞くとそこは鎌倉時代に砦のあった場所で丘の下は湿地や沼地になっていて昔から「鰻、鯉」等が獲れたところだそうだ。そんな丘の上に老舗の鰻屋「幸楽園」はあった。沈みゆく夕陽を見ながら、まずは「鯉の洗い」、次が「鯰の天麩羅」、「鯉こく」、最後が「鰻重」だ。鰻は二段重ねとなっており、その量は半端ではない。鰻は関東風に一度蒸してからタレをつけて焼くから香ばしく柔らかく焼きあがっていて、大変美味しかった。東京では南千住の「尾花」が馴染みの店だが、この幸楽園さんの鰻も流石でした。
以上、勢古口が東京からお送りしました。

「年寄りの冷や水」

「江戸の庶民の生活は楽だったか?40」
「年寄りの冷や水」とは?江戸の水道は川から引かれた水なので、夏場は水質が悪化して、年寄りなど、胃腸の弱い者が直に飲むと下痢を起こす。これが「年寄りの冷や水」の語源だ。普通は沸騰させて冷まして飲む。老人が歳にも拘らず、無理なことや危険なこと、出すぎたことをすることをいう。夏は「ひぃやっこい」ものとして「白玉」を冷やして食べたりしていた。深川等の埋立地では水は水売りから買い求めていた。井戸は塩辛くて飲み水にはならなかったからだ。江戸の水道の基本は木製の「樋」を張り巡らせて配水していた。その最終地点が御茶ノ水にあったという。ところが竹村公太郎氏の著書「日本史の謎は地形で解ける」にこういったことが出ていた。徳川家康が江戸に秀吉の命令で移封されたのは、1590年。1600年に関ヶ原で勝ち、1603年に征夷大将軍になり江戸に戻った後、今の虎ノ門の溜池にダムが造られ、ここから江戸市民に水が供給されたと言う。その後1653年に「玉川上水」が完成し、新たな水の元となったというのだ。水がなくては人間は生きていけない必需品だ。

「3S会で鰻を食す」

「3S会で鰻を食す」
1月にトルコに旅した「3S会」のメンバーで浦和の鰻屋を訪れた。2012年6月に「スイス、オランダ」に旅したのが、3S会の最初の旅だった。その後国内外をあちこちと3人で旅した。2013年3月には遠く南米まで行き、「イグアス」「マチュピチュ」「ナスカ」を廻った。今年は「トルコ」に行ったが、4月には「中国雲南省」に行く予定だったが、私が今回は抜けた。理由は少数民族が住む「シャングリラ」という村が1月に火災でほぼ全滅したとのニュースを観たからだ。果たして二人で行くことになるのだろうか?二人は埼玉県出身で今は浦和と大宮に住んでいるので、地元の鰻屋を今回の食事場所とした。この辺は元々湿地帯で池や沼が沢山昔からあったようだ。楽しい一時を過ごしました。

「ソチ・オリンピック」
毎日寝不足だが、それぞれの選手の活躍に拍手を送りたい。一方で馬鹿な元政治家の発言には怒りしか感じない。政治家時代も馬鹿だったが、あれはもう治らないのだから、第一線から引退させなければならない。別に早稲田大学時代もラグビー部にちょっと在籍しただけでスポーツマンを気取っているなど許しがたい。政治的な発言はしたくないが、日本人の恥である事だけは事実だろう。