「孫娘・栞と過ごす」

「孫娘・栞と過ごす」
孫娘を連れて横浜の実家に行く。父も母も既に亡くなっているが、妹家族と従姉妹家族とで「家族会」なるものを行った。孫娘は2歳8ヶ月、今が可愛い盛りだろう。あどけなさが残る孫だが、最近よくしゃべるようになってきた。我々にも色々と話し掛ける。今の子供たちはIPADのようなものは自分の手でスクロールさせて好きなものを観ているから驚く。世の中の変化に小さいうちから順応しているのだ。これも驚きだ。私は博多のもつ鍋の元と熊本の馬刺しを持参し皆さんに食べてもらった。

「2014年の映画のお話し」  2013年は221本の映画を観ました。
映画「ダイバージェント」(TOHOシネマ有楽座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年117作目)
心理テストで集団別に分けられる世界。そこで「異端者」は見つかれば殺される。平和を守るためと言うことで一部の独裁者たちの横暴に対抗する彼らの物語。

映画「プレーンズ2」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年118作目)
農薬を撒く飛行機が世界一周レースで優勝したのが第一作。今回は消防用の飛行機となって大活躍。

映画「複製された男」(TOHOシネマシャンテにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年119作目)
偶然自分と全く同じ男を発見した。何から何までソックリなのだ。そこで起こる深刻な問題の果ては?

映画「マイブラザー」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年120作目)
悪の兄と警官の弟。出所したばかりの兄はまた犯罪に手を染めてしまう。兄弟の愛憎を描く中々の作品でした。

映画「思い出のマーニー」(TOHOスカラ座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年121作目)
いい作品でした。喘息持ちの中学一年生の少女が療養のために訪れた根室の小さな町で体験するひと夏の物語。感動です。お薦めします。

7月25日付けの日経新聞夕刊「シネマ万華鏡」の評価は、「ゴジラ」が3つ星、「2つ目の窓」が4つ星、「幕末高校生」が3つ星、「なまいきチョルペンと水夫さん」が4つ星、「ダバング大胆不敵」が3つ星、「Z?果てなき希望」が3つ星、「こっぱみじん」が3つ星でした。

「私の去年2014年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、「青天の霹靂」「超高速・参勤交代」「人生はマラソンだ」
今年の★★★★は、「小さいおうち」「アメリカン・ハッスル」「ウルフ オブ ウォールストリート」「光にふれて」「ダラス・カーボウイズ・クラブ」「それでも夜は明ける」「あなたを抱く日まで」「世界の果ての通学路」「チョコレート・ドーナッツ」「プリズナーズ」「ウッドジョブ」「マンデラ」「X?MEN」「グランド・ブタペスト・ホテル」「私の男」「パークランド」「マダム・イン・ニューヨーク」「怪しい彼女」

「2014 旅の記憶シリーズ」
2014年の国内旅行は、第1回目は九州福岡と水俣(1月)、第2回目は能登(1月2月)。第3回目は長崎(3月)。第4回目は山形寒河江、青森白神山地、函館、第5回目は福岡、佐賀(6月)、第6回目は福岡、壱岐(7月)でした。
2014年の海外旅行は、トルコ(1月、3度目)、台湾(2月、3度目)、シンガポール(3月、X度目?)、フィンランド、ポーランド(6月、55&56ヶ国目)、アイルランド(7月、57カ国目)です。

「2014 歌舞伎観劇シリーズ」歌舞伎座にて★★★★「今年4回目」

「2014 本の記憶シリーズ」  2013年は本を350冊読みました。
「狸の嫁入り」(井川 香四郎 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年176冊目)「樽屋三四郎言上帳」シリーズ第13弾

「茶会の乱」(上田 秀人 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年177冊目)「御広敷用人大奥記録」シリーズ第6弾

「心ひとつに」(早見 俊 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年178冊目)「八丁堀夫婦ごよみ」シリーズ第11弾

「冬かげろう」(辻堂 魁人 著)学研文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年179冊目)「夜叉萬同心」シリーズ第1弾

「冥途の別れ橋」(辻堂 魁人 著)学研文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年180冊目)「夜叉萬同心」シリーズ第2弾

「親子坂」(辻堂 魁人 著)学研文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年180冊目)「夜叉萬同心」シリーズ第3弾

「梅雨明け」

「J  REPORT 2014 7月第5週」
「リタイアメント・ノート 6年1ヶ月目」、
「VOL。857 SINCE AUG.12th、1983」
「梅雨明け」
連日、雷やら突然の豪雨が日本列島を襲っているが、西から徐々に梅雨明けの報も聞こえてきた。いよいよ本格的な夏がやってきた。世の中は航空機の撃墜事故だとか慌ただしい。人間とは本当に馬鹿なものだと思わずにはいられない。飛行機の事故と言うのは意外に連続して起こるものなのだと驚く。さて、梅雨明けした関東地方、有楽町のパチンコ屋の前にお化けが出ていた。ちっとも涼しそうではなかったが、ユーモアのつもりなのだろう。日中はクーラーを付けているが、夜は扇風機に頼っている私だが、どうにも辛抱できなくなりつつある。先日お盆の墓参りに行って来たが、炎天下のお墓は辛かった。除草剤を撒いてあったので、雑草はたいして生えていなかったから助かったが、あの暑さの下での作業は辛い。次回は9月の彼岸の時に墓参りに行くつもりだ。

「フィッシュ&チップス」

「手前勝手世界食物語、第343号」
「フィッシュ&チップス」
イギリスの料理で最も有名なのが、「フィッシュ&チップス」と言っても過言ではなかろう。私はイギリスの湖水地方を旅した時、二度目はオーストラリアのシドニーで、そして今回「ゴールウェイ」という港町のレストラン、「地球の歩き方」によればゴールウェイで一番美味しい店だというところに入って食べた。白身の魚を衣で包んだのを油で揚げたフィッシュと大量のフライドポテトが出てきた。ドレッシングもあったが、塩がかかっていたのでフィッシュはそのまま食べた。少しだけポテトも食べたが、基本的に「糖質ダイエット」をしているので炭水化物は食べないようにしているので少しで止めた。ここアイルランドでも700年に亘るイギリスの支配下にあったのでフィッシュ&チップスはよく食べられていたらしい。アイルランドには多数派の「カソリック」系の人たちと、少数派の「プロテスタント」系の人たちがいる。揉め事はこのカソリックとプロテスタントの両派が北アイルランド、現在イギリス領だが、で争っていたのが「北アイルランド紛争」だ。プロテスタント系の人たちは英国系と考えていい。ダブリンの最古の大学「トリニティー・カレッジ」で長い間、プロテスタント系の人たちしか入学出来なかったという。しかもプロテスタント系の学生は授業料無料で優遇されていたという。逆にカソリック系は差別されていたのだ。
暑い日本の夏は辛いですね。東京から勢古口がお送りしました。

「壱岐の島」

「壱岐の島」
博多埠頭から高速船で約1時間、壱岐の島に着いた。玄界灘に浮かぶ島だが、行政的には長崎県に属している。経済的には福岡県だし、一番近いのは佐賀県だが、長崎県だとは知らなかった。ここに来るまでも小さい島がたくさんあるので実は驚いていたところだった。何の目的もなく、ただただぶらぶらと訪れた。この島も歴史上は大陸や朝鮮半島との交易で重要な役割を果たした島だ。驚いたことに意外に広い島なのだ。東西約10km、南北約15kmほどあるだろう。今は「海水浴」のお客さんが多いという。船が着いたのは南の郷ノ浦だったのでバスで北の勝本という漁港に行った。バスの中で小銭がなく札は一万円札しかないことに気がつく。運転手に相談したがどうにもならない。そこで郵便局はないかと聞いたら、運よく数十メートル先に郵便局があったので、降ろしてもらい千円札をCDで引き出して払った。助かった。このバス、乗客は殆どが老人だ。聞いてみると75歳以上の老人はどこまで乗っても地元のバスは100円均一だという。まあ1時間に1本ほどだが、それでも100円バスならば便利だし老人にとっては助かるだろう。病院も買い物も全てバス頼りだから。帰りは西側の海岸を通るバスに乗り、元の郷ノ浦に戻り、そこから更にバスを乗り継いで東の芦辺という港に行った。その途中、バスの待合所で定期観光バスがある事を知った。船の到着にあわせて出発するというのだ。しまった。知っていれば乗ったものを、今更言っても仕方ないが、失敗した。島に「賽神社」というのがあり、大きな「男根」が飾られていた。さて博多に戻り、急ぎ小倉へ。そして鮨の「もり田」で美味しい鮨を堪能した。そこで聞いたのだが、「ミシュランガイド」の福岡佐賀版が出たそうで、勿論「もり田」も載っているという。買い求めてみよう。

「江戸の庶民の生活は楽だったか?54」
「天麩羅」
語源はポルトガル語の「テンペロ」が転じたもの。上方由来でそもそもは南蛮料理がその端緒。江戸で天麩羅の屋台が登場するのは寛永年間(1624年―1643年)の頃で、日本橋の魚市で魚介を串に刺して衣を付けて揚げ、立ち食いさせたのが初め。この頃はまだ「胡麻油」を使っていたので「胡麻揚げ」と呼ばれていた。野菜の天麩羅は「揚げ物」と言われていたという。
「鰻の蒲焼」
元禄年間(1688年―1704年)に上方で生まれた鰻の蒲焼は人気を博して全国的に広まり、江戸でも同様で宝暦年間(1751年ー1764年)の頃には「江戸料理」として定着していた。蒲焼は江戸城の前面のことをいう「江戸前」の呼称を冠せられ「江戸前料理」の起源ともなった。江戸前の鰻とは浅草川や深川辺りで獲れたものを指し、他の物は「旅鰻」と蔑称されたらしい。旅が付くから田舎鰻ということか?

」「金印

「福岡市博物館の金印」
また福岡に行った。ANAのマイレージの期限切れがあったので使って来た。初日は「福岡市博物館」を訪問した。目指すは「金印」。国宝だ。正式には「漢委奴国王」と刻まれた印だ。中国の歴史書「後漢書」に西暦57年に「倭の奴国」の使いに後漢の光武帝が「印」と「綬」を授けたとされている。それが1784年に博多湾の志賀島で発見されたというものだ。大宰府の国立九州博物館がオープンした時にも展示されていたが、元々はこの福岡市博物館にあるものだという。小さなものだが、時代を経て見つけられ、ここに保管されているとは本当に素晴らしいことだ。歴史上の遺産だ。その他福岡の歴史が分かる展示物がたくさんありました。

「アイリッシュ・シチュー」

「アイリッシュ・シチュー」
最終日のダブリン。午後はフリータイムだったから、名物料理の「アイリッシュ・シチュー」を食べに行った。本当に田舎料理だと思った。具材は「マトン」「人参」「ジャガイモ」たったこれだけだ。でも多分家庭では昔から食べられていたのだろう。質素で伝統的な料理だったが、まあまあ納得できた味だった。

「2014年の映画のお話し」  2013年は221本の映画を観ました。
映画「マレフィセント」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年111作目)
中々面白かった。流石ディズニーだけある。

映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年112作目)
侵略してきた宇宙生物に立ち向かう人類を描く。あることから死んでも、ある日のその時間に戻って生き返ってしまう男女が学習しながら生き残る策を探すというもの。

映画「ジゴロ・イン・ニューヨーク」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年113作目)
ニューヨークのユダヤ人社会でのお話し。ジゴロ、所謂男性娼夫のことだ。売春夫になった男と顧客の女性たちの物語。ユダヤ人社会の不思議さが描かれていた。

映画「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年114作目)
天才的ヴァイオリニストだったパガニーニの半生を描く。

映画「怪しい彼女」(TOHOシネマ日本橋にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年115作目)
韓国映画。70歳のおばあちゃんが突然20歳に変身してしまうという喜劇。

映画「渇き」(TOHOシネマ博多にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年116作目)
まあ殺人場面がたくさん出てくる映画だった。高校生の娘がいなくなり、それを探す元刑事の父親が、その過程で娘の本当の姿、実は非常に恐ろしい本質を見出すというもの。

7月4日付けの日経新聞夕刊「シネマ万華鏡」の評価は、「消えた画 クメールルージュの真実」が4つ星、「オールド・ボーイ」が3つ星、「オール・ニード・イズ・キル」が3つ星、「マレフィセント」が3つ星、「観相師」が3つ星、「奴隷区」が3つ星、「革命の子供たち」が3つ星、7月11日付けは「リアリティのダンス」が4つ星、「怪しい彼女」が3つ星、「ジゴロ・イン・ニューヨーク」が3つ星、「ダイバージェント」が3つ星、「大いなる沈黙へ」が3つ星、「太秦ライムライト」が3つ星、「南風」が3つ星でした。7月18日付けは「複製された男」が4つ星、「思い出のマーニー」が4つ星、「プレーンズ2」が3つ星、「ママはレスリングクィーン」が3つ星、「黄金のメロディー」が3つ星、「バガニーニ」が3つ星、「ダニエル・シュミットー思考する猫」が3つ星でした。

「私の去年2014年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、「青天の霹靂」「超高速・参勤交代」「人生はマラソンだ」
今年の★★★★は、「小さいおうち」「アメリカン・ハッスル」「ウルフ オブ ウォールストリート」「光にふれて」「ダラス・カーボウイズ・クラブ」「それでも夜は明ける」「あなたを抱く日まで」「世界の果ての通学路」「チョコレート・ドーナッツ」「プリズナーズ」「ウッドジョブ」「マンデラ」「X?MEN」「グランド・ブタペスト・ホテル」「私の男」「パークランド」「マダム・イン・ニューヨーク」「怪しい彼女」

「2014 旅の記憶シリーズ」
2014年の国内旅行は、第1回目は九州福岡と水俣(1月)、第2回目は能登(1月2月)。第3回目は長崎(3月)。第4回目は山形寒河江、青森白神山地、函館、そして第5回目は福岡、佐賀(6月)でした。
2014年の海外旅行は、トルコ(1月、3度目)、台湾(2月、3度目)、シンガポール(3月、X度目?)、フィンランド、ポーランド(6月、55&56ヶ国目)、アイルランド(7月、57カ国目)です。

「2014 歌舞伎観劇シリーズ」歌舞伎座にて★★★★「今年4回目」

「2014 本の記憶シリーズ」  2013年は本を350冊読みました。
「寂しい写楽」(宇江佐 真理 著)小学館文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年166冊目)

「恋しのぶ」(鳥羽 亮 著)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年167冊目)「剣客春秋親子草」シリーズ第1弾

「折鶴の一刺し」(沖田 正午 著)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年168冊目)「柳橋芸者梅吉姐さん事件簿」シリーズ第1弾

「天かす将軍市中見習い」(牧 秀彦 著)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年169冊目)「ぶらっと銀次事件帳」シリーズ第3弾

「留め女」(金子 成人 著)小学館文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年170冊目)「付き添い屋六平太」シリーズ第1弾

「あやかし娘」(金子 成人 著)小学館文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年171冊目)「付き添い屋六平太」シリーズ第2弾

「ドルチェ」(誉田 哲也 著)新潮文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年172冊目)「女刑事魚住久江」シリーズ第1弾

「弓張りノ月」(佐伯 泰英 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年173冊目)「居眠り磐音江戸双紙」シリーズ第46弾

「刃風閃く」(芝村 涼也 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年174冊目)「返り忠兵衛江戸見聞」シリーズ第14弾

「隠密流れ旅」(幡 大介 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年175冊目)「大富豪同心」シリーズ第15弾

「ギネス」

「J  REPORT 2014 7月第4週」
「リタイアメント・ノート 6年1ヶ月目」、
「VOL。856 SINCE AUG.12th、1983」
「ギネス」
アイルランドのレストランでは飲み物は自分自身で「バー」に行き注文してお金を払い持ってくるシステムだった。最初のベルファーストのホテルのバーで「ローカルビアー」と注文したら「ギネス」を指差された。初めてギネスビールがアイルランド産だと知った瞬間だった。「1パイント」注文した。4.5ポンドだった。パイントは約580mlだったが、その後南アイルランドでは大体4.5?4.9ユーロだったから、それなりの値段だったといえよう。ギネスはダブリンに大きな工場があり、ここからアイルランド全土に運ばれているという。100年以上前にダブリンで造られたギネスは所謂黒ビールだ。良く冷えたビールは美味いので毎食ギネスを飲んだ。バーまで足を運ばなければならないのがちょっと面倒だったが、仕方ない。郷に入れば郷に従えだ。さて、ベルファーストのバーで注文したギネスなのだが、ちょっと量が不足してしまい、バーのお兄さんは別なビールを注文してくれと言う。ギネスは中途半端な量なので代金は要らないということで結果としてほぼ2杯分頂きました。ギネスの入れ方と言うのは、まずグラスの4分の3ほど一気に入れる。それを暫く放置して落ち着いたところで追加でビールを入れ、泡の部分を作る。これが正式なギネスの入れ方だという。私の場合、最後の部分を入れるビールがなくなってしまったということで追加ビールを貰うことになったのだった。アメリカとの繋がりが非常に強いアイルランドだが、中立国だとは知らなかった。第一次世界大戦ではイギリスの国として戦ったそうだが、それ以後は中立国として戦争には参加していないそうだ。参考までに。

「ダブリン」

「ダブリン」7日目
今日が観光最終日だ。午前中は市内観光、午後からはフリータイムだ。「フェニックス・パーク」というニューヨークのセントラルパークの倍もある公園に行く。ここにはアメリカ大使の公館とアイルランド大統領の公邸もある。ナポレオンとの戦いである「ワーテルロー」に勝利した「ウイリントン公」はプロテスタント系アイルランド人だという。知らなかった。勿論英国軍として戦っているのだから仕方がないのだが、本当はアイルランド人だそうだ。鹿も自然に放たれていた。「聖パトリック教会」は不思議なことにプロテスタントの教会だという。この国、ノーベル文学賞受賞者が多い。有名な作家では「イエーツ」「スイフト」「バーナード・ショウ」「オスカー・ワイルド」「サミュエル・ベケット」等々だ。まだいたと思うが思い出せない。「国立博物館」では国宝の「タラの首飾り」を始め、泥炭の中から見つかったミイラや黄金の装飾品等を、また「トリニティーカレッジ」では「ケルズの書」という貴重な福音書の一部を観た。宗教的なものなのでそれほど感激はしなかった。このカレッジは勿論アイルランド最古の大学だ。有名人を多数輩出している。フリータイムになったので、まずは「国立美術館」に行く。目的は「フェルメール」だ。2年前の6月のオランダではフェルメールの作品は一枚しか観られなかった。「牛乳を注ぐ女性」の絵だ。他の絵は海外に貸し出されていた。もう一枚は上野で、「真珠の首飾りの少女」を観た。今回は「メイドの横で、手紙を書く女性」とでも訳そうか、兎に角「光の魔術師」の作品らしく、窓から入り込む陽の光が実に美しい。感動感激のフェルメールだった。まさかアイルランドでフェルメールの絵が観られるとは夢にも思わなかった。3枚目のフェルメールだった。その後「アイリッシュ・シチュー」を食べ、「ダブリン城」を観て、市内中心を流れる「リフィー川クルーズ」をして午後を過ごした。夜は「アイリッシュ・ダンスと歌のショー」を堪能した。もうワールドカップの準決勝「アイルランドとオランダ戦」が気になって早くホテルに戻りたくて困った。漸く後半から観ることが出来た。今日は快晴で気温も20度近くあったと思う。観光客も多く、どこも混雑していた。それにしても疲れた。アイルランドの食事については後日またところを変えて書こうと思う。いずれにしても明日はまたまた30時間近く掛けてのフライトが待っている。

「クロンマイクノイズの修道院」

「クロンマクノイズの修道院」
6日目の午後はアイルランドの本島を西から東へ横断する途中、中央部のクロンマクノイズにある古い修道院を訪れた。この島のカソリック系の教会は石で造られているから、征服者侵入者が破壊しても形だけは残っている。偶然にもこの修道院跡の近くで日本人ツアーのバス2台にすれ違った。奇跡的な確率ではなかろうか? この修道院跡の近くの「B&B」、ベッド&朝食の料金は一軒では24.99ユーロ(大体3500円)と看板にあった。朝飯付きでそんなもんだろう。ガソリンはリッター当り大体15.5(217円)?15.9ユーロ(223円)と非常に高い。ディーゼルはこの1ユーロ安位だ。それとトマトジュースが全く売っていない。トマトも輸入だから仕方がないのだろうが、トマトジュースがないのには困った。馬も姿もかなり観たが、これは乗馬用のペットだという。馬肉を食う習慣はないそうだ。スポーツだが、競技によって違うようだが、今やっているワールドカップなどの国際試合では、南は共和国で予選に参加、北は「イングランド、ウェイルズ、スコットランド、アイルランド」と4か国で別々に参加。一方ラグビーの6ケ国対抗戦では、北南一緒のチーム「アイルランド」として参加するそうだ。因みに6か国は、「イングランド、ウェイルズ、スコットランド、アイルランド」「フランス」「イタリア」だ。アイルランドの人気スポーツは「サッカー」「ゲーリアン・フットボール」「ラグビー」のようだ。ゲーリック・フットボールは多分オーストラリアン・フットボールと同じで、ラグビーボールをキックしてゴールに入れるものだと思う。ボールを一度地面に落として、跳ね返ってくるのをキックするドロップキックか、ボールを落とす途中でキック(所謂パントをする)し、ボールを仲間に繋ぎ、最終的にはキックしたボールがH型をしたゴールの上を通過すれば得点となる男らしい危険で激しいスポーツだと思う。高速道路を一路ダブリンに走る。街中の看板の文字を見ているとやはり「O アポストロフィー」が名前の初めにくる名前が非常に多いのに気が付く。さていよいよ「首都ダブリン」だ。初めて空に虹が出ていた。明日のダブリン観光で今回の旅も終わる。意外に早く時が過ぎた。

「モハーの断崖」

「モハーの断崖」6日目
ゴールウェイから「バレン高原」に向かう。アイルランドのイメージは「貧しいヨーロッパの田舎」「妖精の国」「国の守護聖人は聖パトリック」「牧草地」「泥炭」「厳しい寒さ」等々が浮かぶが真実は何なのだろう?さて、地方の道路の交差点は所謂「ロータリー」方式になっている。円形の周回道路を時計回りで車は走る。右側からロータリーを廻ってきた車に優先権がある。ところがこの方式は道路が空いているということが絶対条件ではなかろうか?大都市の混雑する道路にこれを持ち込むと全く機能しなくなってしまうと思う。アイルランドのように空いている田舎ならば問題ないが、これを都会に持ち込むのは無理だと思った。昨日泊まったゴールウェイの湾の反対側にある「バレン高原」に向かう。ここは石灰岩で出来た丘だ。古代人が埋葬されていた「巨人のテーブル」という遺跡を観て、本日の目玉である「モハーの断崖」に行く。大西洋の荒波や強風によって削られた海岸線が約200mの切り立った崖を作っていた。屏風のように折り重なって崖があった。いつもならば強風が吹き荒れているというが、この日、風はあるものの問題ない風だった。多分ここがヨーロッパの一番西だと思う。ユーラシア大陸の西の端はポルトガルのロト岬だ。だからここがヨーロッパの最西端だろう。遂に来るところまで来た。昼食前にゴルフ場の脇を通ったが、沢山の人がコースに出ていた。ゴルフも勿論人気のあるスポーツの一つなのだろう。