「孫娘、凛」

「孫娘、凛」
8ヶ月になる二人目の孫娘「凛」だが、漸く寝返りやお座りが出来るようになった。早く成長するものだとつくづく思う。凛という名前が昨年の名前ランキングで一位だったという。まあ娘夫婦が付けたので、理由は聞いていないが、一位とは意外な気がした。早く大きくなあれ。

「2015年の映画のお話し」
映画「メイズランナー」(TC日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年83作目)
若い男性ばかり30数名が高い壁に囲まれた場所に入れられた。周囲は迷路になっていて、そこには恐ろしい殺人蜘蛛がいた。メイズを抜けようとする彼らは次々と殺されてしまう。果たして抜け出せるのか?3部作の第一弾だ。

映画「チャッピー」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年84作目)
南アで警察官にロボットを導入した。更に科学者がAI(人工知能)を入れたロボットを開発した。それに泥棒が絡んでの銃撃戦。果たしてAIロボットの行く末は?第2段が出来そうな終わり方でした。

映画「ゼロの未来」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年85作目)
ゼロの定理を研究している初老の男のお話し。よく分からない映画でした。理解を超えているね。

映画「あの日の声を探して」(TCシャンテにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年86作目)
1999年のロシアによるチェチェン紛争で独りぼっちとなった少年が家族に会えるまでを描く。戦争の恐ろしさ哀しさが感じられた。子役の演技が素晴らしい。

映画「イニシエーション・ラブ」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年87作目)
太った大学生がコンパで美女と知り合い恋に落ちた。そのためダイエットして痩せて彼女を喜ばせる。就職してやがて東京へ転勤。そこで新しい女性を知るが、静岡に残してきた彼女とも遠距離恋愛を続ける。だが彼女が妊娠したことを知り、彼は別れを告げた。子供から大人へと成長する過程で通過する愛というのが主題だった。

映画「サンドラの週末」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年88作目)
うつ病の長期の療養から仕事に復帰しようとする女性サンドラだが、彼女を辞めさせるか、それともボーナス一人当たり1000ユーロを得るか、従業員は社長から選択を求められる。サンドラは週末を利用してそれぞれの従業員に自らの復帰を認めてもらおうとするのだが、果たして従業員の投票の結果は?

日経新聞5月29日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価によれば、「あん」が4つ星、「新宿スワン」が3つ星、「ジェームス・ブラウン」が3つ星、「涙するまで、生きる」が3つ星、「誘拐の掟」が3つ星、「リピーテッド」が3つ星、「アドバンスト・スタイル」が3つ星でした。

「私の去年2015年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
今年の★★★★★は、「ドラフト・デイ」「アメリカン・スナイパー」「博士と彼女のセオリー」「中島みゆき」「セッション」「ビリギャル」
今年の★★★★は、「ゴーン・ガール」「トラッシュ」「スパイ・レジェンド」「アゲイン、28年目の甲子園」「おみおくりの作法」「ビッグ・アイズ」「KANO」「深夜食堂」「シェフ」「パリよ、永遠に」「ソロモンの偽証」「くちびるに歌を」「イミテーション・ゲーム」「バードマン」「ギリシャに消えた嘘」「龍三と七人の子分たち」「駆け込み女と駆け出し男」

「2015 旅の記憶シリーズ」
2015年の国内旅行は、1月に福岡(博多)、大分(中津)、佐賀(武雄温泉)、岐阜(白川郷、)、富山(五箇山、氷見、高岡)、新潟(越後湯沢)、3月は長野(長野)、千葉(銚子)、5月は福岡(博多)、熊本(熊本)、佐賀(武雄温泉)を訪れました。

2015年の海外旅行は、2月のアメリカ(ハワイ)、3月のウズベキスタン(61カ国目)、4月のメキシコ(62カ国目)5月の2度目のバルカン半島(アルメニア、モンテネグロ、クロアチア、ボスニアヘルツゴビナ、スロベキ)でした。

「2015年 歌舞伎観劇シリーズ」第1回目=2月大歌舞伎(歌舞伎座)、第2回目=4月大歌舞伎(歌舞伎座)

「2015 本の記憶シリーズ」
「花の刃」(あさの あつこ 著)文春文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年121冊目)「燦」シリーズ第6弾

「敵討ち」(小杉 健治 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年122冊目)「般若同心と変化小僧」シリーズ第8弾

「欧州の金鉱」(波多野 聖 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年123冊目)「銭の戦争」シリーズ第8弾

「目利きの難」(鈴木 英治 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年124冊目)「口入屋用心棒」シリーズ第30弾

「若さま十兵衛」(早見 俊 著)コスミック・時代文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年125冊目)「天下無双の居候」シリーズ第1弾

「岳飛伝 ひょう風の章」(北方 謙三 著)集英社刊 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年126冊目)「岳飛伝」シリーズ第12弾

「麦秋至」

「J  REPORT 2015 6月第1週」
「リタイアメント・ノート 6年12ヶ月目」、
「VOL。901 SINCE AUG.12th、1983」
「麦秋至」(ばくしゅういたる)
歳時記の七十二候でいうところの「麦秋至」は5月31日だ。もうこんな季節なのかと思う。昔、中国では麦秋を迎えて麦を刈り取ってから、いよいよ戦に向ったという。まずは食料を確保してから敵を攻めたということだ。敵も同じでまずは麦を刈ってから出陣したという。ところが今年は日本だけみても猛暑が既に訪れている。季節が一月以上早く進んでいるとしか思えない。梅雨前なのにこの暑さ。一体地球はどうなっているんだろうか。

「孫娘、栞」
久し振りに旅行から帰って土産を持って孫娘を訊ねた。粘土細工をして遊んでいた栞ちゃん、3歳半だが、会う度にその成長が伺える。妹の凛ちゃんの面倒もよく見ている様だ。彼女も一歳から保育園に通っていた。最初は親から離れて淋しかったろうし、辛かったのかも知れないが、今は毎日元気に妹と一緒に保育園に通っているようだ。私などは幼稚園に一年しか行かなかったから、3歳や4歳の頃は近所の友達と遊んでいた記憶しかない。

「迷惑な傘」
これから梅雨になるが、既に傘には本当に迷惑な思いをさせられている。というのも「女性の傘」だ。雨ならば雨傘、晴れならば日傘を差している女性だが、周囲の人の迷惑を全く考えていない。目の高さに傘の骨の先端が来ると恐ろしくなる。目を狙われているようだからだ。ところが女性たちは全くそんなことを考えずに、自分のことだけしか考えていない。どうしたものだろう。傘を差すなとは言わないが、その傘がどんなことになっているのか、もっと注意を周囲に向ける努力をしてもらいたいが、まず絶対に無理だろう。女性にはそういった気遣いが出来ないからだ。テレビのCMででも注意喚起してもらいたいものだ。また日本では多少の雨でも傘を差す風習があるが、あれも困ったものだ。傘の雫がどうなっているのか、よく考えてもらいたい。他人を濡らしているのですよ。

「ワカサギのフライ」

「手前勝手世界食物語、第371号」
「ワカサギのフライ」
ボスニアヘツェゴビナの首都「ザグレブ」の牛乳の自動販売機のお話しをしたが、この販売機のある青空市場に数台の移動式調理車が止まっていて屋台を出していた。その内の一台は魚介類を油で揚げて売っていた。スーさんが頼んだのが「ワカサギのフライ」、5KN(クーナ)約100円。驚くほど量が多かったが、注文を受けてから揚げる為ちょっと時間が掛かるが、それだけ揚げ立てだから実に美味しい。シンプルにレモンを絞り、マヨネーズをつけるだけ。これが美味しい。今回の旅で食べたもので一番美味しかったと言っても過言ではない。実は余りツアーの食事だから期待してはいなかったが、海辺の町でも美味しい魚介類は出なかったし、かと言って肉が美味しかったこともなかった。だが自前で買い求めた安いワカサギが一番美味しかったとは何と言う不可思議だったことか。海の向こうはイタリアだから、多少でも美味しいものがあるかと期待していたが、残念、今回の旅では美味しいものはワカサギだけだった。
以上、帰国して時差ぼけが取れない勢古口が東京からお送りしました。

「イスタンブールのラウンジ」

「イスタンブールのラウンジ」
午前4時のイスタンブール空港のラウンジの一角には、透明のスーツケース入れがあった。兎に角広いラウンジだという話しは前回もしたが、透明なケース入れがあったのには驚いた。聞くと、このラウンジにはビリヤード台やゴルフのパター練習場もあるそうだ。

「さいたま歴史研究会6」
今回は「浅間山の大噴火」のお話しです。天明3年(1783年)旧暦4月に始まった噴火は度々噴火を繰り返していたが、遂に7月5日に大爆発を起こし、連日大噴火と火砕流、土石流、溶岩流が繰り返し地元の間知を襲ったという。7月9日に一応峠は越えたが、この間北側の上州鎌原村、現群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原地区、標高900m戸数100戸、村民570名の内、死者477人を出したという。今、箱根山の様子を見ていると、過去の災害例を生かすことが必要だということが分かる。日本全国で火山活動が活発化しつつある今、注意が更に必要だろう。その後、昭和になり、発掘が行われて、当時の遺体や物品が沢山発見され、資料として保管されているが、意外に裕福な村だったことが分かってきたとのことだった。さて、話しは変わるが徳川将軍家の墓を発掘した結果、将軍の身長が分かってきたという。将軍は2,6,9,11代の平均で156cm、正室は3,6,11代の平均で144cmだったという。もう一つ5代将軍綱吉、所謂犬公方と呼ばれた将軍だが、122cmだったという。

「雨のプリトヴィッツェ湖群国立公園」

「雨のプリトヴィツェ湖群国立公園」
東の「九塞溝」と並び称されるのがクロアチアの「プリトヴィツェ湖群」だ。大小30以上の湖が段々丈に連なり、そこを滝が流れ落ちる。この日も雨だったが、それでも美しい湖と滝だった。惜しい。晴れていればもっと美しい姿を観ることが出来ただろうに。残念でした。雨で気温12度、更に湖の上を遊覧する船では風の影響もあり、10度以下に退官温度には参りました。薄手のウインドブレーカーだけだったので困りました。この地方は石灰岩で出来ているので、雨が一度石灰岩を浸透してろ過され、それが地表に出てきて川となり、湖に流れ込んでいる。従って水自体に石灰が含まれている。それが湖の中にある倒木などを石灰化させて石のようにさせる。そんな湖が続くのがこのプリトヴィッツェ湖群なのだ。滝も大小無数のものがあり、実に変化に富んだ姿を見せてくれ楽しませてくれた。但し雨さえなければだったが。

「牛乳の自動販売機」

「牛乳の自動販売機」
自動販売機と言えば日本なのだろうが、「牛乳」の自動販売機が、クロアチアのザグレブ市内にあった。容器持参でも可能だが、隣にガラス瓶も売っていたので、その場でも買い求められる仕組みのようだ。日本のテレビでも紹介されたという自動販売機でした。面白いですね。

「2015年の映画のお話し」
映画「駆け込み女と駆け出し男」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年80作目)
これは面白かった。離婚出来ない女性たちが駆け込むのが鎌倉の東慶寺。江戸の末、世は水野・鳥居の圧政が庶民を苦しめていた頃。逃げ込んだ女たちを守っているのが、寺の前にある宿屋。幕府公認の簡易裁判所のようなもの。そこで逃げてきた女と追う男のドラマが展開される。お薦めです。

映画「ラン、オールナイト」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年81作目)
息子が殺人の目撃者となったことからマフィアから追われる。父親は息子を助けるためにマフィアを殺す。その結果マフィアからも、警察からも追われてニューヨーク中を逃げ回るという設定。果たして結末は?手に汗握りました。

映画「真夜中のゆりかご」(TCシャンテにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年82作目)
恐ろしい映画だった。警官夫婦の産まれたばかりの男の子が死んでしまった。理由は不明だ。妻や遺体を離さない。離せば自殺するという。仕方なくい夫は別の夫婦から子供を奪い取り替える。そして次々と事件が起こる。果たして結末は?面白かった。母性愛が主題だ。

日経新聞5月22日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価によれば、「サンドラの週末」が4つ星、「追憶と踊りながら」が3つ星、「チャッピー」が3つ星、「メイズ・ランナー」が3つ星、「ラン・オールナイト」が3つ星、「ゆずり葉の頃」が3つ星、「ソレダケ・THAT’S IT」が3つ星でした。

「私の去年2015年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
今年の★★★★★は、「ドラフト・デイ」「アメリカン・スナイパー」「博士と彼女のセオリー」「中島みゆき」「セッション」「ビリギャル」
今年の★★★★は、「ゴーン・ガール」「トラッシュ」「スパイ・レジェンド」「アゲイン、28年目の甲子園」「おみおくりの作法」「ビッグ・アイズ」「KANO」「深夜食堂」「シェフ」「パリよ、永遠に」「ソロモンの偽証」「くちびるに歌を」「イミテーション・ゲーム」「バードマン」「ギリシャに消えた嘘」「龍三と七人の子分たち」「駆け込み女と駆け出し男」

「2015 旅の記憶シリーズ」
2015年の国内旅行は、1月に福岡(博多)、大分(中津)、佐賀(武雄温泉)、岐阜(白川郷、)、富山(五箇山、氷見、高岡)、新潟(越後湯沢)、3月は長野(長野)、千葉(銚子)、5月は福岡(博多)、熊本(熊本)、佐賀(武雄温泉)を訪れました。

2015年の海外旅行は、2月のアメリカ(ハワイ)、3月のウズベキスタン(61カ国目)、4月のメキシコ(62カ国目)5月の2度目のバルカン半島(アルメニア、モンテネグロ、クロアチア、ボスニアヘルツゴビナ、スロベキ)でした。

「2015年 歌舞伎観劇シリーズ」第1回目=2月大歌舞伎(歌舞伎座)、第2回目=4月大歌舞伎(歌舞伎座)

「2015 本の記憶シリーズ」
「夫婦日和」(井川 香四郎 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年120冊目)「くらがり同心裁許帳」シリーズ第3弾

「バルカン半島の旅、後記」

「J  REPORT 2015 5月第5週」
「リタイアメント・ノート 6年11ヶ月目」、
「VOL。900 SINCE AUG.12th、1983」
遂に記念すべき900回目となりました。1000回まで後2年、更に頑張って継続します。
「旅暦60 バルカン半島の旅、後記」
どの国も小さな国で元々「ユーゴスラビア連邦」を構成していたのが分裂したのだから当然と言えば当然か。写真はスロベニアの「ブレッド湖」と「ブレッド島」を背景にした3S会のスーさんだ。丁度この島から船で岸へ戻ろうとした時に結婚式の人たちが島に渡ってきた。島には教会があり、そこで式を行うようだった。やがて教会の鐘がガンガンとなりだした。小国スロベニアの北はオーストリアだ。海の極少ない山国のスロベニアは西はイタリアに、東はハンガリーとクロアチアに接している。一番の観光地はヨーロッパ最大の鍾乳洞「ポストイナ」だが、その次がこのブレッドだろう。風光明媚なところだった。近くにはスキー場が多く、ウィンタースポーツも盛んだと言う。強い選手もいるらしい。
7月にはバルカン半島の北側、東ヨーロッパのブルガリアとルーマニアに行くが、こちらは広大な領土の国のようだから、また様子が違うのだろう。

「ポストイナ」

5月17日(日曜日)
最後の訪問国スロベニアの「ポイトイナ」にはヨーロッパ最大の鍾乳洞がある。早朝から散歩に出掛ける。海沿いの遊歩道を歩く。少し肌寒い位だ。「カモメと少女」という像が海に向かって建てられていた。小一時間歩き、食堂へ。今日も同じような食事だ。ビュッフェスタイルだから仕方がないのだが、ヨーロッパ式で野菜がない。ハム、ソーセージ、卵が主体に度も何度も通関手続きに追われる。いよいよ「ポストイナ」の鍾乳洞だ。ヨーロッパ一の規模を誇るものだけに観光客も多い。スロベニアはユーロが通貨だ。これまでも各地でピンバッジを買い求めて来たが、ここでも見つけたので買った。3.5ユーロ。さてトロッコ列車に乗り、いよいよ地底探検に向かう。何度来ても素晴らしい光景が続く。巨大な洞窟に鍾乳石の「つらら」や柱が立ち並ぶ。まあ、一度ご覧になってください。写真は洞窟内で一番美しいと言われている「ブリリアント」という石柱だ。真っ白になっているのが凄く印象的だ。約1時間半、1.5kmのウォーキングだ。帰りも勿論トロッコ列車だ。洞窟内の気温は10度、外は20度を越えている。その温度差と太陽の眩しさに驚く。偶然昼食時に韓国と中国の団体を一緒になった。同じような顔をしているのに服装も違うし、なんだか変な気分だった。多分向こうも同じことを感じているのだろう。午後からオーストリア国境近くのブレッド湖とブレッド島の教会に向かう。風光明美な土地で船に乗り、島へと渡る。教会では無料で鐘を突かせてくれた。お祈りをして願い事をすると叶えられるそうだ。この鐘、下から紐を引くのだが、かなりの力が必要だ。帰りがけに結婚式を思われる人たちが島に上陸してきた。少しすると教会の鐘が連打されて結婚式を祝福していた。もう残すところ一日となった。明日はリュブリアーナ市内観光と最後の地、クロアチアの首都「ザグレブ」に行き、トルコ経由で帰国するだけだ。
5月18日(月曜日)
リュブリアーナは流石首都だけあって、綺麗な街だ。午前中主な市内観光をしてから、再度クロアチアに入る。この国境の入出国が実に面倒だ。スタンプがかり押されて本当に時間の無駄だ。EUだったり、そうでなかったりと、ころころ変わるので本当に困った。さて、高速道路でクロアチアの首都ザグレブを訪れる。勿論二度目だが、大聖堂や政府庁舎、旧市街を見て空港に向かう。この旅ではピンバッジを幾つか求めた。2010年頃から集め出して、もうかなりの数になった。記念にその国の国旗や紋章のバッジを集めているが、安いので助かる。大体日本円で500円程度だろうか?まあ変なお土産を買うよりはよほど増しだろう。今回はそれでも5か国訪れたので全部で6?7個は買ったはずだ。最後にザグレブの空港のラウンジで過ごし、イスタンブール経由で成田に向かうが、イスタンブールのラウンジは大きいがほぼ満席状態で凄いハブ空港だと認識させられた。ワインとケバブを味わい、トルコ航空機に乗り込んだ。約12時間後には成田だ。今は機内でこれを書いている。後3時間で成田だ。6月は国内旅行だけで、7月には、またまたトルコ航空で今度はバルカン半島の東側のブルガリア、ルーマニアを訪れる予定だ。長い空の旅が徐々に身体に堪える歳になってきたかと思うと元気なうちに旅をしておかなければとの思いを強くするようになった。
以上、勢古口が旅の空からお送りしました。
PS:今回の旅の印象を振り返って観ると、まずはヨーロッパ最貧国の一つアルバニアで乞食が多かったことに驚かされ、ボスニアヘルツゴビナでは2009年の時より、戦争の傷跡が殆どなくなっていたこと。クロアチアでは若い人たちが多かったこと。スロベニアは豊かな国になりつつあること。首都のリュブリアーナの青空市場の屋台で食べた揚げたてのワカサギが美味しかったこと。肩から斜め掛けするバッグを私は右からから左へ掛けるのだが、日本だと2割程度しかいないのが、ヨーロッパではほぼ半数が右掛けをしていたこと。そしてどこでもワインが美味しかったこと。「ドバルダン」というのは大体どこの国でも通じた現地の挨拶用語でおはようにもこんにちわにも通じたこと。石灰岩の山が続いていたこと。因みにバルカン半島のバルカンとはトルコ語で山が多いという意味らしい。ドイツベルリンの壁が崩壊後、ユーゴスラビア連邦も独立運動に晒され、国家分裂の中で内戦が勃発し、多くの人命が失われたこと。それが20年経ち、漸く普通の生活に戻りつつあることを感じた旅でした。

「プリトヴィッツェ」

5月16日(土曜日)
更に北へ北上し「シベニク」に入る。ここはクロアチア人自らが築いた街だそうだ。昼前に目的地「プリトヴィッツェ」に着いたが、生憎の雨だ。前回も雨、今回も雨に祟られた。ここも当然世界遺産だが、ここは30数個の湖が点在し、それらを滝が結び、水が湖、滝、湖と連続して流れ落ちる様が美しい場所なのだ。年間1百万人が訪れるというクロアチアを代表する観光地の一つなのだ。残念ながら雨には逆らえない。ここの水が山に降った雨が石灰岩の地層でろ過され、更に上に吹き出したもので、非常に透明度が高い。また倒木などが石灰質により固められ半永久的に水の中に残されたりしていて、大小無数の滝が流れ落ちるのを見ると自然の驚異に感動させられる。但し、雨は如何ともし難く、その雰囲気を犯していた。写真は雨をも厭わず歩く我がグループを含む観光客だ。皆雨対策をして歩いていた。足元が木道なので滑り易く、恐る恐る歩くしか手がなく余りいい写真は撮れなかった。夕刻にはイタリア国境から60km離れたアドリア海の最深部「オパティエ」に着いた。高級別荘地保養地だそうだ。前回も泊まったはずだが記憶にない。クロアチアの家は一戸建ては三階建てが多い。理由は知らないが、失業率も高く、内戦でも傷付いたにも関わらず、余程日本人より豊かな生活をしてそうに観えるから不思議だ。偶然スーさんが子供時代を過ごして名古屋の参加者の方々と小中が同じだったことが判明し、食事時大いに盛り上がった。

「スプリット」

5月15日(金曜日)
朝、ホテルからオールドブリッジまで散歩した。途中から黒い大きな犬が一緒になって前に後ろにと付いてくる。案内してやるぞというが如くだ。ぐるりと一周し、約40分のウォーキングを終えてホテルに戻る。途中、完全に空き家になったものや、砲弾の跡が残っている家もまだあった。大半は修繕されて過去の姿は観えなくなっているが、まだ戦争の痕跡は残っている。戦争の傷跡は修復されても心の傷は完全に癒されたのだろうか。さて次なる目的地はスプリット。皇帝ディオクレティアヌスの隠居所だった街だ。観光中、広場で突然ファンファーレが鳴り響き、ショーが始まった。ローマ時代の兵士達が現れ、続いて皇帝が妻と一緒に登場すると広場を埋め尽くした観光客が喝采を揚げた。これは予想を裏切るショーだった。元皇帝の隠居所を覗いたりして、スピリットでひと時を過ごす。こんなものが1800年も前からここにあったこと自体が驚きだ。午後は近くのトロギールという街に行く。ここはローマに関係なく、クロアチア人たち自らが造った街だそうだ。海岸では子供たちが修学旅行中らしく、皆で遊んでいた。直ぐに何かがサッカーボールの代わりになる。確かクロアチアはFIFAランキングでも日本より上だったと思う。ここの人たちは皆背が高く美しい。子供にもその片鱗が伺える。対岸の島に渡りホテルに入ったが、ホテルは余り良いとは言えないが、部屋は広かった。これまで通過した国により使用する通貨が違う。アルバニアではユーロ、モンテネグロでもユーロ、ボスニアヘルツゴビナでは「マルナ」(1マルナ=0.5ユーロ=約70円)、クロアチアは「ケーネ」(1ケーネ=20円)となり、非常に複雑に入り組んでいた。頭が混乱仕掛けている。