「草野球」

「草野球」
晴海の広大なグラウンドでは一度に3試合の野球が行える。早朝から熱心な草野球ファンが試合をしていた。サラリーマンが中心なのだろう。怪我でもしなければよいがと思いながらシャッターを切った。

「2015年の映画のお話し」
このHPを読んで頂いている方に最も注目を浴びているのが、どうも「映画」のコーナーのようだ。会う人毎に映画のコメントを参考にしていると言われる。まあ、暇潰しではないが、ほぼ毎日銀座や有楽町まで出掛けて映画を観ているのは事実だ。年間200本も映画を観ていると映画を観る目も少しは肥えてくるのだろうか?分からない。

映画「ターナー、光に愛を求めて」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年103作目)
英国の著名な画家ターナーの半生を描く。まあ奔放な生き方だ。

映画「マッドマックス、怒りのデスロード」(丸の内ピカデリー有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年104作目)
砂漠の国の独裁者からのがれた女性たちと偶然捕虜となっていたマックスが脱出に成功した。しかし追っては執拗に襲ってくる。活劇としては実に面白く、手から汗が拭えない。

映画「極道大戦争」(TC日本橋にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年105作目)
昔風のヤクザの親分がバンパイヤだった。噛み付くとその人もヤクザのバンンパイヤになってしまう。何故?とかは聞かないでください。兎に角、バンパイアと人間が噛み付き戦う。

映画「愛を積むひと」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年106作目)
最初から終りまですすり泣きばかりでした。北海道に移住した夫婦。妻の提案で石の塀を造ろうとする。だが妻は既に心臓病に掛かっていた。突然の妻の死。妻が夫に残した手紙には?中高年の男女が皆泣いていました。感動でした。

映画「虎影」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★(今年107作目)
詰まらない忍者映画だった。

日経新聞6月26日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価によれば、「きみはいい子」」が4つ星、「ラブ&ピース」が4つ星、「ストレイヤーズ・クロニクル」が4つ星、「アリスのままで」が4つ星、「オン・ザ・ハイウェイ」が4つ星、「悪党に粛清を」が4つ星、「ハッピーエンドが書けるまで」が3つ星でした。

「私の去年2015年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
今年の★★★★★は、「ドラフト・デイ」「アメリカン・スナイパー」「博士と彼女のセオリー」「中島みゆき」「セッション」「ビリギャル」「あん」
今年の★★★★は、「ゴーン・ガール」「トラッシュ」「スパイ・レジェンド」「アゲイン、28年目の甲子園」「おみおくりの作法」「ビッグ・アイズ」「KANO」「深夜食堂」「シェフ」「パリよ、永遠に」「ソロモンの偽証」「くちびるに歌を」「イミテーション・ゲーム」「バードマン」「ギリシャに消えた嘘」「龍三と七人の子分たち」「駆け込み女と駆け出し男」「靴職人と魔法のミシン」「海街ダイアリー」「マッドマックス、怒りのデスロード」「愛を積むひと」

「2015 旅の記憶シリーズ」
2015年の国内旅行は、1月に福岡(博多)、大分(中津)、佐賀(武雄温泉)、岐阜(白川郷、)、富山(五箇山、氷見、高岡)、新潟(越後湯沢)、3月は長野(長野)、千葉(銚子)、5月は福岡(博多)、熊本(熊本)、佐賀(武雄温泉)を訪れました。

2015年の海外旅行は、2月のアメリカ(ハワイ)、3月のウズベキスタン(61カ国目)、4月のメキシコ(62カ国目)、5月は2度目のバルカン半島(アルメニア、モンテネグロ、クロアチア、ボスニアヘルツゴビナ、スロベキア)でした。

「2015年 歌舞伎観劇シリーズ」第1回目=2月大歌舞伎(歌舞伎座)、第2回目=4月大歌舞伎(歌舞伎座)

「2015 本の記憶シリーズ」
「徳川吉宗を張り倒す」(風野 真知雄 著)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年145冊目)「大名やくざ」シリーズ第5弾

「ねんねんしな」(風野 真知雄 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年146冊目)「わるじい秘剣帖」シリーズ第2弾

「新しい携帯電話」

「J  REPORT 2015 6月第5週」
「リタイアメント・ノート 6年12ヶ月目」、
「VOL。905 SINCE AUG.12th、1983」
「新しい携帯電話」
NTTドコモから「ガラ・ホー」が発売されたので、今まで使っていた「ガラ掲」は2009年からと古いものなので諦めて買い換えることにした。ところが新しい「ガラパゴス・スマートフォーン」では「お財布携帯」が付いていないという。それではとF社のシニア用「らくらくスマホ」にした。これまでもF社の製品だったので使い勝手もいいと思い、清水寺の舞台から飛び降りたつもりで一括払いで買い換えた。ところが肝心のお財布携帯の「SUICA」がダウンロード出来ない。スイカコールセンターに電話して、約1時間半、あれやこれやと指示通りにやったが、どうしても駄目だった。スイカ側からはこれはドコモの機械本体が駄目だと言われ、今度はドコモショップに行き、1時間。ドコモ側はスイカ側のシステムが問題だということで責任のなすり合い、全く困ってしまった。翌日、もう一度スイカコールセンターに電話、約30分格闘の末、漸くダウンロードに成功した。こんなに複雑なのは初めてだが、これでは素人には全く無理だ。スイカ側でも手こずって挙句の果てに漸く出来た位だから、普通の人にこれをやれと言っても無理だ。日進月歩の世界だが、我々シニア世代はどんどん遅れて行くことを痛切に感じた。料金プランは最低の月額2000円のコースにした。これだと余りネットは使えないらしい。だが私はパソコン用には光ケーブルと無線LANの二つのツールを持っているので、自宅以外でインターネットに繋ぐ時は無線LAN経由で行うことで経費の削減を図ろうと思っている。

「交通会館は50周年」
有楽町駅前の「交通会館」。これは東京都の施設らしいが、「50周年」を迎えたという。ということは東京オリンピックの翌年に完成した訳だ。最上階のレストランは円形で床自体が回転しながら360度を見ることが出来るという当時は斬新なレストランだった。今も勿論回転している。それにしても古くなったものだ。「大手町ビル」は交通会館よりも古いが、都内には古い建物はどんどんなくなってきている。淋しい限りだ。

「三尺三寸箸」

「手前勝手世界食物語、第375号」
「三尺三寸箸」
日比谷シャンテの地下二階に「柿安」という企業が経営する「三尺三寸箸」という店がある。先日も家族で行ったし、「3S会」でも利用させてもらった。店の特徴は「食べ放題」だ。和洋中華にデザート、別に「握り鮨」のコーナーもある。現在「開店10周年記念」として開店当初の価格と言うことで大人一人@2800円、子供@1800円で2時間食べ放題を8月末までやっている。親会社の柿安は「2015ミラノ万博」にも日本館に出展しているというから大手なのだろう。食べ物も味もまあまあだし、納得満足出来るものだった。店の名前だが、三尺三寸といえば約1メートルの長さだ。この長さの箸で食事が出来るだろうか?という疑問が湧く。この箸は天国では人に食べさせるための箸であり、地獄では自らに食べさせようとして絶対に食べられないのだという。この奉仕の精神を持った箸を果たして我々は使いこなせているのだろうか?ちょっと考えさせられるお話しでした。飲み放題は追加@2000円でした。(注:ソフトドリンクは只です)日比谷でこれだけのものをリーズナルに食べられるのは余りありませんし、中身がしっかり美味しいのにも巡り合えるのは久し振りでした。やはり女性同士や家族連れが目立ち、小学生の団体さんも来ていた。老人たちの同窓会も頑張ってました。
以上、東京から勢古口がお送りしました。

「日曜、銀座の歩行者天国」

「日曜、銀座の歩行者天国」
相も変わらず銀座の歩行者天国には沢山の人が歩いていた。中には自転車に乗って走っている不届き者もいる。本当に危険な行為だ。聞こえてくる言葉はどうしても声高に叫ぶ中国語が多い。傍若無人に話す中国語はどうして大きな声になってしまうのだろう。彼らは小声で話すという習慣がないのだろうか?疑問に思ってしまう。今、韓国が「MERSコロナウィルス」で混乱を来たしている。元々中国人旅行客は韓国には年間600万人以上訪れていたと思う。日本への中国人旅行者の2倍以上だ。日本と韓国との彼我の差を見てみると、人口は日本の45%程度、GDPは日本の約4分の1でその内50%が輸出向けだ。だから国内需要が如何に少ないかということになる。だからこれで経済に停滞が起き、何かの原因で輸出が落ちたならば、実に危うい経済準大国と言うことになってしまう。GDPだけで見るとオーストラリアとスペインの間の13位、確かにアジアでは中国、日本に次ぐ3位だが、危うさを内包した国と見るべきだろう。現実通貨高は輸出企業を痛めつつある。歩行者天国に果たして韓国人は何人いるのだろうか?嘗ての日本も輸出依存国だった。だが今の日本は海外需要を現地での生産で補い、外需は日本からの輸出ではなく、現地生産や三国間貿易に切り替えて経済力を増そうとしている。もはや日本は生産基地ではないのだ。今、日本の総合商社の稼ぎの大半は海外なのだ。

「江戸の庶民の生活は楽だったか?72」
「江戸幕府の役人」
江戸幕府の役人は2人で1役を交代分担するという巧みさが実はあった。例えば町奉行所だが、江戸には「南北両奉行所」が月極で交代で治安や内政に対応していた。遠国(おんごく)奉行の一つでもある「長崎奉行」も江戸と長崎に一人づついて毎年交代して赴任していた。大坂と京都は「東西両奉行所」があり江戸と同じく月極で交代していた。老中もしかり、若年寄等もそうだった。この交代制というか二人制はそれぞれに対する相互監視の意味も含めて確かに効果があっただろう。中々の知恵だったといえよう。権力の集中を避けたのだろう?

「禄」
武士たちは主人に忠勤を励むご奉公の見返りとして「禄」と呼ばれる給料を得た。直参の場合は、「地方取」と「蔵米取」の二つの禄の形式があった。地方取と言うのは、領地を与えられ農民から年貢を徴収しそれを給与とする者達で旗本などの上級層の武士が多く、蔵米取は領地でなく幕府の蔵米を給与として支給される者たちを指し、中下層の武士だった。禄米の支給を「切米」といい、蔵米取を切米取とも言った。「禄」「禄米」は年に3度渡された。春二月に四分の一を、夏五月に四分の一を、そして冬十月に二分の一を支給された。これは享保八年(1723年)に制度化された。だが、貨幣経済が進むにつれ、領地から上がる禄米(普通は4公6民だったが、江戸後期になると苦しい台所から5公5民となり、悪いところでは6公4民と民から搾り取るようになっていった)は増えないものの、物価は上昇するため、禄の前借と称して何年も先の禄米を担保に金を借りるようになっていった。そこで「棄損令」などという悪法がまかり通るようになるのだった。謂わば借金棒引き令だ。

「佃島の住吉神社」

「佃島の住吉神社」
この神社の歴史は結構古い。江戸時代初期のお話しだからだ。ご存知の方も多いと思うが、徳川家康が幕府を開いた時代にまで遡る。天正10年6月2日、「本能寺の変」が起きた時、信長に茶席に招かれ、大坂にいた家康を摂津の漁民が船を出し、大坂から堺へ逃がし、家康はその後陸路伊賀越えして無事に三河に落ち延びた。その時の恩を家康は忘れておらず、江戸に幕府を開いた後に摂津の漁民達を江戸に召して、今の佃島に住むようにし、隅田川河口で取れる「白魚」の独占的漁業権を与えたのだった。その結果漁民達は白魚を将軍家に献上するという栄誉を与えられたという。そういった伝統があった。彼らが祀ったのが今の「住吉神社」だから由緒あるのだ。今、佃島で当時の伝統を粛々と続けてはいるが、佃煮の老舗は「天安」一軒しかなくなってしまっている。同じネタものを佃煮として製造しても天安の名前で売ると倍以上となるらしい。ネタの魚介類は昔は江戸前だったらしいが、今は大半が輸入だと旅行でご一緒したある人が言っていた。その人は天安にネタを卸している人だった。元々「佃煮」は、魚介類や野菜、海苔などを醤油、味醂、砂糖で味濃く煮しめた保存食であり、江戸は佃島で作られ始めたので全国的にも「佃煮」と呼ばれている。果たして江戸時代の漁民の子孫の方は何人佃島に残っているのだろうか?もう周囲は殆どマンションだらけだった。

「花燃ゆ」

「花燃ゆ」
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の資料展示会が両国の「江戸東京博物館」で開催されていた。幕末の時代で活躍し、その後の明治維新を成した多くの人材を輩出した「松下村塾」を開いた「吉田松陰」とその妹「杉 文」、そして塾生の数々の歴史を辿ったものだった。吉田松陰は元々「杉」家から「吉田」家に養子に行った。妹の文も「久坂」家に嫁いだが夫を「禁門の変」で失い、「揖取(かとり)」家に再婚で入る。その時名前を美和子に改名している。その他萩藩の人たちや坂本竜馬、高杉晋作らの活躍の跡が分かる展示物に溢れていた。7月20日まで公開されています。書状の数々は当時の人たちが達筆で崩して書かれているので殆ど現代人には意味不明で解読出来ない。それにしても日本語とは如何に難しいのだろう。文字だけでも「平仮名」「カタカナ」「漢字」「アルファベット」と4種類を使っている。こんな複雑な言葉と文字の国は日本以外には世界にはないだろう。

「2015年の映画のお話し」
映画「海街ダイアリー」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年98作目)
鎌倉に住む3姉妹の父親が山形で死亡した。既に離婚し別の家庭を作っていた父だった。残された異母妹を3人は引き取り、4姉妹の生活が始まる。妻のいる男性を愛した女性が悪いのか、それとも母を裏切って女に走った父が悪いのか、夫を女に走らせた母が悪いのか、微妙な愛情問題の中から4人は家族を思いやる気持ちを募らせる。気持ちのいい映画でした。

映画「ハイネケン、誘拐の代償」(丸の内TOEIにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年99作目)
オランダのビール王ハイネケンを誘拐した男たちの物語。身代金を狙い綿密な計画を立てた。ハイネケン役は名優のアンソニー・ホプキンスでした。

映画「しあわせはどこにあるー」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年100作目)
ロンドンに住む精神科医の男は本当の幸せとは何なんだろう?という疑問を求めて世界中を旅する。中国、チベット、アフリカ、ロスアンジェルス、そして最後に悟ったことは?

映画「奇跡のひと」(シネスゥッチ銀座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年101作目)
19世紀末のフランス。耳も目もまったく駄目な二重苦の少女を一人の修道女が献身的な努力で手話を教え、やがて手話で心の内、全てを表現出来る立派な女性に育てる姿を描く。実話だそうで感動的でした。

映画「ライアの祈り」(有楽町スバル座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年102作目)
離婚した若い女性。理由は不妊だった。偶然知り合った男性は真面目な考古学発掘の人だった。彼は縄文時代にのめり込んでいた。そうした二人は発掘を通じて心を通わせるようになる。縄文時代は約1万年に渡っての平和な時代だったという彼。果たして二人の行く末は?

映画「グローリー 明日への行進」(TCシャンテにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年102作目)
公民権運動で有名なマーチン・ルーサー・キング牧師の活動とアラバマの州都への行進を描く。歌が素晴らしい。

日経新聞6月19日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価によれば、「雪の轍」」が4つ星、「極道大戦争」が3つ星、「グローリー/明日への行進」が4つ星、「コングレス未来学会議」が3つ星、「しあわせはどこにある」が3つ星、「愛を積むひと」が3つ星、「沖縄 うずりんの雨」が4つ星でした。

「私の去年2015年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
今年の★★★★★は、「ドラフト・デイ」「アメリカン・スナイパー」「博士と彼女のセオリー」「中島みゆき」「セッション」「ビリギャル」「あん」
今年の★★★★は、「ゴーン・ガール」「トラッシュ」「スパイ・レジェンド」「アゲイン、28年目の甲子園」「おみおくりの作法」「ビッグ・アイズ」「KANO」「深夜食堂」「シェフ」「パリよ、永遠に」「ソロモンの偽証」「くちびるに歌を」「イミテーション・ゲーム」「バードマン」「ギリシャに消えた嘘」「龍三と七人の子分たち」「駆け込み女と駆け出し男」「靴職人と魔法のミシン」「海街ダイアリー」

「2015 旅の記憶シリーズ」
2015年の国内旅行は、1月に福岡(博多)、大分(中津)、佐賀(武雄温泉)、岐阜(白川郷、)、富山(五箇山、氷見、高岡)、新潟(越後湯沢)、3月は長野(長野)、千葉(銚子)、5月は福岡(博多)、熊本(熊本)、佐賀(武雄温泉)を訪れました。

2015年の海外旅行は、2月のアメリカ(ハワイ)、3月のウズベキスタン(61カ国目)、4月のメキシコ(62カ国目)、5月は2度目のバルカン半島(アルメニア、モンテネグロ、クロアチア、ボスニアヘルツゴビナ、スロベキア)でした。

「2015年 歌舞伎観劇シリーズ」第1回目=2月大歌舞伎(歌舞伎座)、第2回目=4月大歌舞伎(歌舞伎座)

「2015 本の記憶シリーズ」
「運気をつかめ」(沖田 正午 著)二見時代小説文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年135冊目)「殿さま商売人」シリーズ第3弾

「一石二鳥の敵討ち」(佐藤 雅美 著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年136冊目)「半次捕物控」シリーズ第9弾

「狼」(辻堂 魁 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年137冊目)「仕舞屋侍」

「over the edge」(堂場 瞬一 著)ハヤカワ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年138冊目)

「つまみ食い」(岡本 さとる 著)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年139冊目)「居酒屋お夏」シリーズ第3弾

「虹の見えた日」(澤田 ふじ子 著)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年140冊目)「公事宿事件書留帳」シリーズ第21弾

「悪女と悪党」(稲葉 稔 著)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年141冊目)「万願堂黄表紙事件帖」シリーズ第1弾

「女雛月」(和田 はつ子 著)幻冬舎文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年142冊目)「はぐれ名医事件暦」シリーズ第2弾

「笑う七福神」(倉坂 鬼一郎 著)実業之日本社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年143冊目)「大江戸隠密おもかげ堂」シリーズ第1弾

「菖蒲侍 江戸人情街道」(井川 香四郎 著)実業之日本社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年144冊目)

「夏至」

「J  REPORT 2015 6月第4週」
「リタイアメント・ノート 6年12ヶ月目」、
「VOL。904 SINCE AUG.12th、1983」
「夏至」
「明治丸と屋形船」
隅田川河口にある「東京海洋大学越中島校舎」には「明治丸」という古い帆船が保管されている。勿論陸揚げされていて今更動かす訳ではない。この船で明治天皇は維新後の東北地方を巡幸し東京に戻った日を「海の日」として祝日にされたという由緒ある船だ。また、河口付近にはこれからのシーズン活躍する「屋形船」が数多く繋がれていた。夜になれば東京湾や隅田川に繰り出して沢山の客を乗せて納涼の船旅となるのだろう。夏至を向かえ、早く梅雨明けが望まれるが、屋形船の業者にとっては正にこれからがかき入れ時だ。

「BTL STEAK」

「手前勝手世界食物語、第374号」
「BTL STEAK GINZA」
テレビで新しいお店と言うことで紹介されていたのがアメリカから進出してきたステーキの店だった。その名は「BTL STEAK GINZA」。ネットで予約していってみた。銀座は「コーチ」の店から入ったところにあったが、確かここには以前香港の有名な超高級中華料理店が入っていたはずだ。4月末にオープンしたというこの店。熟成肉のTボーンステーキ「プライム・ポーターハウス」750g、@16000円を頼む。最初に超大きなクロワッサン風のパンが出てきた。焼き立てで薄い皮が熱々、中は空洞で直径20cmほどもあった。クリームを付け塩を降り掛けて食べるという。さて、いよいよお肉だ。鉄板の上に大きなTボーンステーキが乗っていた。既にナイフで切り分けられていて、半分がフォレで半分がロースで焼き方はミディアムレア、味付けは自分で行う。頼んだソースは日本の醤油とマスタード。肉を皿に取り、スプーンで肉に好みで醤油他を掛ける。肉はアメリカ産アンガス牛だ。実に柔らかくてジューシーで美味しい。ちょっと高いが銀座ということで許してあげよう。アメリカでも多分50ドルも出せば食べられると思うが、致し方あるまい。ワイン一本一番安いので@4500円でした。美味しいけれど高いから、まあもう行けないだろう。和牛神戸肉は確か22000円だったと思う。私は素適庵のUSビーフかOGビーフで我慢します。
以上、梅雨入りした東京から勢古口がお送りしました。

「富士山の大噴火はあるのか?」

「さいたま歴史研究会7」
「富士山の大噴火はあるのか?」
最も近年に起こった富士山大噴火は、「宝永大噴火」と呼ばれている宝永4年11月23日、新暦に直すと1707年12月16日に当たるのだが、午前10時頃山頂の東南、標高2700m付近で大噴火が発生し、火口径1300m、深さ1000m、マグマ噴出量10億立方m、更にテスラと呼ばれる火山弾や砂が吹き上がったという。火山弾の大きさは蹴鞠位というから直径20cm程か?大量の火山灰は江戸にまで到達し、約1.5cm積もったという。火口付近の村は壊滅状態、2?3mほども積り、小田原でも50?60cm、藤沢で30cmも積もったという。さてでは前兆はどうなっていたのか?まず「元禄地震」(新暦1703年12月31日)、相模トラフが動きM8?8.2でほぼ関東大震災と同じ震源地だったと思われ、津波により伊豆、鎌倉、房総沿岸で死者7千人以上を出した。そして4年後に「宝永大地震」(1707年10月28日)が起きた。これは南海トラフを中心に東海トラフ、東南海トラフが同時に動いたものでM8.6の巨大地震で伊豆半島から九州佐伯までの太平洋岸が大津波に襲われた。これは今要注意と言われている東南海地震と同じものだと言われている。この大地震の1ヵ月半後に富士山は大噴火を起こしたのだが、宝永地震後、富士山では毎日10回から20回の火山性地震と振動、地鳴りが続いていたという。結果として御殿場周辺の村々は火山灰に覆われ、全く耕作が出来ない土地になってしまい、その復旧にはなんと70年も掛かったという。では富士山は次はいつ噴火するのかだが、2011年の東日本大地震を宝永大地震と重ね合わせると、2015年が宝永大地震そして宝永大噴火となる可能性があるというのだ。富士山で平成大噴火が起きると、では東京に住む我々はどうなるのか?まず火力発電が全滅して停電になってしまう。交通は完全に麻痺、経済活動は東海道が止まり、大打撃。また火山灰を吸い込んで肺に深刻な損傷を与える。もうどうしようもない状態だ。こんな状態を切り抜けられるのだろうか?太陽も遮断されてしまって暗黒の世界になったらどうしよう。こんな想定が考えられるというから恐ろしい。

「博多ほたる」
銀座はプランタンの裏にあるベルビア館7階に新しい店が5月にオープンした。その名は「博多ほたる」という。博多名物の地鶏焼き、モツ鍋、玄界灘の魚、鯛茶等々があり、売りも「博多」だ。そこで「刺身盛り合わせ」と頼んだところ出てきたのは写真のものだ。味はまあまあだったが、飲み物が高いのが銀座の悪いところ。ショバ代が高いからだろうが、もう少しなんとかしてほしい。それでないとリピーターになれない。

「入梅と紫陽花」

「参勤交代」(浅田次郎著「一路」より参照)
江戸時代に行われていた参勤交代だが、もともとの発想は江戸に駆け参じる軍事行軍の意味があったという。所謂「すわ、鎌倉」だ。約300の大名の半数が江戸に在府し、半数が国許にいる訳で、それらが1年おきに交代で江戸まで行軍する。従って江戸には常に半数の大名による防衛軍がいることになり、徳川家は安泰ということになる。またこの制度は一石三鳥の恩恵があったという。まずは参勤交代の旅で街道の宿場や沿道にお金が落ちる経済的効果。次が軍事行軍であるので武士の軍事訓練が出来る。そして江戸には大名の妻と子供たちがいるので人質の役割になり、謀反を起こせない。更に実際には江戸と国許との間で一年毎の行き来で江戸の文化が国元にも伝わるという効果もあっただろう。参勤交代の行列が通過する時、武士以外は土下座しなければならないので、先触れが大名の通過を事前に連絡する。従って一般庶民は戸を閉ざして家の中で大人しくしていれば土下座する必要もなかったそうだ。加賀藩の行列などは4000名もいたのだから通過だけで何時間も掛かり、それでは庶民は堪ったものではない。だから行列通過時の街道は誰もいなかったという話しを聞いたことがあった。参勤交代は江戸に着く日時を厳重に守らなければならず、指揮をする者はさぞかし大変だったろう。映画の「超高速参勤交代」でも遅れてはならずとして走るが、遅延して不行き届きとして処罰されては困るからだった。加賀藩は基本的には越後廻りの北国街道から中山道に入り江戸まで119里を12泊13日で走ったという。また当時の旅の原則は「暮六つ泊まり七つ立ち」、即ち夕方6時までには宿に入り、翌朝4時には宿を立つのだ。

「江戸城の大きさ2」
前回江戸城の大きさは、内郭で約30万坪、外郭で約150万坪であったと申し上げた。これに匹敵するのは加賀前田藩位で江戸には本郷の上屋敷の他に3つの屋敷があり、合計32万8千坪あったという。

「入梅と紫陽花」
スーパーの売り場に梅酒造りの材料が沢山置かれていたと思ったら、東京地方の梅雨入り宣言がなされた。所謂「入梅」だが、正に梅酒の季節になったということだ。鬱陶しい日が一ヶ月余り続くと思うとがっかりする。だがこの季節結構夏祭りも多い。博多の勇壮な「祇園山笠」や、築地の「波除神社」の祭りもこの時期だ。銀座の片隅に密かに「紫陽花」の花が咲いていた。誰が植えたのか?これからは紫陽花と雨の季節だ。