「銀座ORIGOにて」

「手前勝手世界食物語、第383号」
「銀座ORIGOにて」
銀座8丁目交差点角にある「博品館」ビル。中国人が沢山土産を買うのでも有名な店だ。昨年クリスマスに孫娘の希望の品を買うのに苦労したのもここでだった。そんな博品館の6階に新しく出来たイタリアンの店があるというので行って見た。ネットでは「肉の店」というキャッチフレーズだった。肉を炭火で焼いたものが売りらしい。頼んだのは焼き野菜の「バーニャカウダー」。野菜の串が3本で1200円は高いなあ。(写真:バーニャカウダー)

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次に頼んだのが「400g・Lボーン・ステーキ」と称するものだった。Tボーンが売り切れだというのでLボーンを頼んだのだが、如何せん肉が薄い。1cmもない厚さだ。だから少しでも焼き過ぎると肉のニューシーさがなくなり、固くなってしまう。やはり肉はもっと厚めでジューシーなもののほうが美味しい。値段は3600円だから、1g9円でした。(写真:400gステーキ)
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TPPも大筋合意出来、いよいよ各国の議会の承認を待つだけになってきた。これで少しは安い牛肉やチーズが食べられるのだろうか?或いは安いワインが飲めるのだろうか?余り期待しないほうがいいのかな?
以上、箱根から帰ったばかりの勢古口がお送りしました。

「中秋の明月」

「J  REPORT 2015 10月第1週」
「リタイアメント・ノート 7年3ヶ月目」、
「VOL。918 SINCE AUG.12th、1983」
「中秋の名月」
9月27日の日曜日は「中秋の名月」だ。昼間は曇っていた東京も夕方からは晴れていき、日没直後の東の空に見事な月が上がってきた。素晴らしい月だ。平安の昔から貴族たちはこの月を水面に映して楽しんだという。湖や盆に入れた水に映る月を愛でる。なんとも風流で雅な鑑賞法だ。(写真:27日の月)

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そして28日は「十六夜(いざよい)」の月、満月だ。前日より若干遅れて東の空に姿を現す。「スーパームーン」と言われる普通より大きな月だというが、肉眼ではその大きさの比較は出来ないが、一番地球に接近した月だという。そう言われればそうかも知れないが、十六夜の月もこれまた風流だ。(写真:28日のスーパームーン)
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日本では月にも色々な名前が付けられている。9月27日が「中秋の名月」(月齢:13.8)、28日が「十六夜の月」(月齢:14.8)で満月、29日が「立待月」(たちまちつき、月齢15.8)、徐々に月の右下の部分から欠け始める。30日が「居待月」(いまちづき、月齢16.8)、10月1日が「臥待月」(ふしまちつき、月齢17.8)、2日が「更待月」(ふせまちつき、月齢18.8)となる。因みに今年の中秋の名月の27日は旧暦では8月15日、十六夜の月の28日は旧暦8月16日である。
29日の立待月は生憎の曇り空で観えなかったが、翌日30日の居待ち月は良く観えた。(写真:30日の月)
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月の出は、凡そ一日で24分ほど遅くなるはずだ。計算ではそうなるが、多少楕円形で月が地球を周回しているとすればズレはあるだろう。10月1日の「臥待月」は台風から変わった「爆弾低気圧」の影響で空は真っ暗で月の影も見えなかった。

「最中」とは「十五夜の月」のことで、平安の昔、宮中では月見の宴席で振舞われていたという。当時の最中は丸い餅のようなもので餡を巻いた蒸し菓子だったらしい。

「日本橋」

「日本橋」
日本橋室町の映画館に行くのに「日本橋」を渡った。ここが江戸時代からの日本の中心点だった場所だ。今は風情なく高速道路が上を通っており、何とも致し難いが、江戸の昔は上方へ上る旅人は「七つ立ち」、即ち午前4時頃、日の出前にここを出立した。次の橋が「京橋」だ。日本橋から京都に向う最初の橋を「京橋」と呼ぶ。大坂も同様で今は電器屋街になっている「日本橋」(大坂では「にっぽんばし」というが)から京都に向って最初の橋が今もある「京橋」だ。(写真:今の日本橋)

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「江戸時代の橋について」
橋には「公儀橋」、「組合橋」、「町橋」、「一手橋」がある。それぞれお金を出す人によって仕分けされていた。「公儀橋」は幕府が費用を負担して造る。「組合橋」は何人かが組み合って架ける橋、「町橋」は町内の者が金を出し合って造る。「一手橋」は個人一人が負担する橋だ。大坂の橋は殆どが町人たちが資金を出し合って架けたものだ。だから大坂の町人は公儀に対して強い態度を取ったと言う。武士を馬鹿にしていたのだという。当たり前か?

「2015 私の勝手な映画批評シリーズ」
映画「ぼくらの家路」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年154作目)
ドイツの母子家庭。兄の小学生は施設に預けられたが、夏休みになっても母親が迎えに来ない。仕方なく一人で自宅へと向う。だが自宅は鍵が掛かり入れない。また弟は母の友人宅にほって置かれていた。兄弟は母を捜して3日3晩、街中を彷徨する。母の元恋人などを訪ねるが、男のところだろうといわれるだけ。そして漸く自宅に電気が灯っていた。兄弟が自分たちに無関心で男好きの母に対してとった態度とは?面白かった。

映画「ベル&セバスチャン」(ユナイテッドシネマ豊洲にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年155作目)
1943年ドイツ占領下のフレンチアルプスの小さな村での出来事。野獣と言われる虐待されていて逃げた犬を狩ろうとする村人達。少年セバスチャンは偶然そんな雌犬と仲良くなり「ベル」、美しいという名を付けた。ユダヤ人を山越えさせてスイスに逃がす村人達とドイツ軍、そんな追跡を逃れてセバスチャンとベルがスイスへの逃避行を助けるという物語。

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映画「GONIN サーガ」(ユナイテッドシネマ豊洲にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年156作目)
10数年前ヤクザ同士の抗争で死んだ人や巻き込まれて殉職した警官の子供たちが復讐を行う。まず狙うは闇金の金4億円、そして次々と仇を殺す。凄まじい迫力の映画でした。
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映画「岸辺の旅」(ユナイテッドシネマ豊洲にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年157作目)
なんとも不思議な映画だった。これは評価が二つに分かれる映画だろう。3年前に死んだ夫が突然戻ってきた。所謂幽霊とも違うが、この世の者ではないことは事実だ。一部の死んだ人間が現世に戻ることが出来るがやがて消え去るという設定だ。妻の愛を確かめに戻ってきた夫。それが岸辺の旅だったのか?よく分からなかった。

映画「アメリカン・ドリーマー」(TCシャンテにて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年158作目)
1981年のニューヨーク。若き経営者は暖房用灯油の販売を手掛けていたが、次々と自社のタンクローリーが襲われ灯油が強奪される。彼は今生涯の夢であった灯油保管用の大型タンク群を手に入れようとしていた。一方、検察は脱税他の容疑で彼を逮捕しようとする。銀行が融資を断ってきたことで彼の夢は挫折しそうになるのだが、巻き返しに動く彼とその妻。果たして夢は叶うのか?

日経新聞10月2日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価によれば、「岸辺の旅」が5つ星、「アメリカン・ドリーマー 理想の代償」が4つ星、「バクマン」が3つ星、「罪の余白」が3つ星、「無頼漢」が3つ星、「ドローン・オブ・ウォー」が3つ星、「ロバート・アルトマン」が4つ星でした。

「私の去年2015年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
今年の★★★★★は、「ドラフト・デイ」「アメリカン・スナイパー」「博士と彼女のセオリー」「中島みゆき」「セッション」「ビリギャル」「あん」「人生スイッチ」「筑波海軍航空隊」「天空の蜂」
今年の★★★★は、「ゴーン・ガール」「トラッシュ」「スパイ・レジェンド」「アゲイン、28年目の甲子園」「おみおくりの作法」「ビッグ・アイズ」「KANO」「深夜食堂」「シェフ」「パリよ、永遠に」「ソロモンの偽証」「くちびるに歌を」「イミテーション・ゲーム」「バードマン」「ギリシャに消えた嘘」「龍三と七人の子分たち」「駆け込み女と駆け出し男」「靴職人と魔法のミシン」「海街ダイアリー」「マッドマックス、怒りのデスロード」「愛を積むひと」「アリスのままで」「雪の轍」「悪党に粛清を」「チャイルド44」「アベンジャーズ」「バケモノの子」「ラブ&マーシー」「ジェラシック・ワールド」「ミッション・インパセブル」「アンフェア the end」「キングズマン」「テッド2」「ヴィンセントが教えてくれたこと」「Dearダニー、君へのうた」「カリフォルニア・ダウン」「ポプラの秋」

「2015 旅の記憶シリーズ」
2015年の国内旅行は、1月に福岡(博多)、大分(中津)、佐賀(武雄温泉)、岐阜(白川郷、)、富山(五箇山、氷見、高岡)、新潟(越後湯沢)、3月は長野(長野)、千葉(銚子)、5月は福岡(博多)、熊本(熊本)、佐賀(武雄温泉)、6月は不老不死温泉(青森)、弘前城(青森)、釜石(岩手)を訪れました。

2015年の海外旅行は、2月のアメリカ(ハワイ)、3月のウズベキスタン(61カ国目)、4月のメキシコ(62カ国目)、5月は2度目のバルカン半島(アルメニア、モンテネグロ、クロアチア、ボスニアヘルツゴビナ、スロベキア)、7月はブルガリア(63カ国目)ルーマニア(64カ国目)、8月はアメリカ西海岸(シアトル、LA)、9月はアメリカ南部(ヒューストン、ナチェス、メンフィス、ツゥペロ、ニューオーリンズ)でした。

「2015 歌舞伎観劇シリーズ」第1回目=2月大歌舞伎(歌舞伎座)、第2回目=4月大歌舞伎(歌舞伎座)

「2015 本の記憶シリーズ」
「円朝なぞ解きばはし」(和田 はつ子 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年211冊目)

「来国俊」(藤井 邦夫 著)光文社文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年212冊目)「御刀番 左京之介」シリーズ第2弾

「魔王復活」(波多野 聖 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年213冊目)「銭の戦争」シリーズ第10弾完結編

「祭りの日」(北原 亜以子 著)新潮文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年214冊目)「慶次郎縁側日記」シリーズ

「百年桜」(藤原 緋沙子 著)新潮文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年215冊目)副題「人情江戸歳時記」

「じゃこ天狗」(井川 香四郎 著)廣済堂文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年216冊目)「もんなか紋三捕物帳」シリーズ第2弾

「もんなか紋三」(井川 香四郎 著)徳間文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年216冊目)「もんなか紋三捕物帳」シリーズ第3弾

「豊洲三景」

「豊洲三景」
最近活発な建設で有名な豊洲は、湾岸の一つの観光スポットにもなっている。ここからはお台場の「フジテレビ」や汐留の「日テレ」も近い。だからアナウンサーなどのテレビ関係の人や、魚河岸で働く人、更には銀座や新橋の夜の商売の人にも非常に便利なところだから、そういった住民も増えつつある。最も爆発的なのが若い夫婦だろう。高層マンションに新規に入居した夫婦者の子供が増えたことにより、江東区は小学校造りに右往左往している。この4月には「豊洲西小学校」が開校したし、2017年春には「芝浦工大付属中学高校」も開校する。4月には「昭和大学江東豊洲病院」が移転開業した。豊洲地区だけでなく、東雲、有明地区でも続々完成する高層マンション群、益々人口が増えていく。江東区は恐らく都内第一の人口増加率の区だろう。9月28日に新しく豊洲駅前に「江東区豊洲シビックセンター」がオープンした。区の色々な施設にこれまで隣接していた図書館も移転した建物だ。災害時の拠点にもなるだろう。隣では消防署が建設中だ。(写真:シビックセンターと秋の空)

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完全に生活に定着したのが三井不動産が経営している「ララポート豊洲」だ。お休みともなると家族連れが大挙して訪れる。もう馴染みになった「キッザニア」はいつも満員だ。孫たちも今月には遊びに来るという。ララポート前の隅田川沿いから観ると「レインボーブリッジ」がライトアップされて美しい姿を見せていた。(写真:レインボーブリッジの夜景)
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そして来年開業の「豊洲市場」が今正に大量のクレーンで埋め尽くされている。急ピッチに建設が行われている。これが来年の目玉になるのだろう。いいにつけ悪きにつけ、新市場への移行は豊洲の重要性が益々増えることだけは間違いない。(写真:建設中の豊洲新市場)
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「江戸の長屋」

「江戸の庶民の生活は楽だったか?75」
「江戸の長屋」
落語で「長屋」の住人「八さんや熊さん」が出てくるお話しも沢山ある。長屋に住む人を「店子」(たなこ)といい、「大家」と言えば親と子だなどと言う。大家は株を買ってなれるが、実は「家主」が本当の長屋の持ち主である。大家は店子の面倒を見たり、家賃を集金したりする。長屋にある便所の「汚わい」を売って得る代金は大家に入る。長屋にはそれぞれ名前があり、「なになに店(たな)」と呼んでいたらしい。どこそこ町のなになに店のだれそれと言えば、凡その住所が分かったという。そんな長屋だが、通常は「九尺二間」(くしゃくにけん)と呼ばれる大きさの一間だけのものだった。それが連なっているから長屋だ。長屋の入口には「木戸」があり、夜は閉められていた。奥の方に共有便所があり、多分真ん中には井戸もあったのだろう。水捌けのためにドブがあり、ドブ板が貼ってあっただろう。奥行きが九尺だから約2.7m、間口が二間だから約3.6mとなる。土間があり、竃(へっつい)があり、多分水桶もあっただろう。実に狭い部屋だが、ここで親子何人もで暮す人たちがいた。また江戸では火事が多いから道具は殆どがリースで借りたもので、布団などは日中は風呂敷に包んで天井に引き上げていたという。写真の部屋では独り者の職人が住んでいたのだろう。

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同じ長屋でも大名屋敷や旗本屋敷の「長屋」は所謂「長屋門」と呼ばれる門に併設されていたもので、塀を兼ねたもので塀に沿って部屋が作られていた。用途は家来たちの部屋となっていた。(写真:武家の長屋は塀を兼ねていた)
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庶民の安い長屋では例えば「十六軒長屋」のように両側に八軒が連なり向かい合っていたのが代表的な長屋だった。

[340gステーキ」

「手前勝手世界食物語、第382号」
「340gステーキ」
テキサスで「Tボーンステーキ」を堪能したので当分肉は食べたくないと思っていたが、やはり半月も肉を食べないと無性に食べたくなるものだ。いつも行く西銀座の「銀座イング1」の「素適庵」に行くと、テーブル席は予約でほぼ一杯だった。仕方なくカウンターに座る。ここの肉はアメリカかオーストラリア、それに勿論和牛もあるのだが、和牛は余りにも高過ぎるのでここで食べたことはない。博多では行きつけのステーキハウスで国産和牛のA5ランクの肉を何度も食べたが、以前にも書いたように私は赤身の肉も大好きだ。本日も「340g」のステーキをミディアムレアーで食べた。大量のスライスしたニンニクが鉄板の上に敷かれ、その上に1cmほどの厚さに切り分けられた熱々のお肉が置かれ、サイドにほうれん草、人参、フライドポテト、玉葱が乗っている。ここでは全ては箸で食べる。柔らかい肉だし、箸で充分切れる。醤油とバター、黒胡椒が掛かっているから味はそのままで充分だろう。和風の食べ方だと思って頂ければいいだろう。Tボーンとはまた違った味合いがある。殆ど赤身だから脂肪も少ない。値段は5600円と大分値上げされていた。今、東京には立ち食いのステーキハウスがかなり出来た。安いのが売りだから客も集まるのだろうが、蕎麦と違って流石にステーキを立ち食いでは食べたくない。(写真:340gステーキ)

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締めには「ガーリックライス」を頼んだ。久し振りのガーリックライスだ。恐らく5年ほど食べていないと思う。余りガーリックを感じさせないライスだった。(写真:ガーリックライス)
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「久々の中華料理」
アメリカ南部の旅でも昼に中華のビュッフェがあったが、帰国してからは始めての中華料理を銀座で食べた。これもいつも行く店なので特に変化はないのだが、たまには全く食べたことのない料理を食べようと思いメニューを見たら、「揚げ麩の肉詰め煮込み」というのがあったのでオーダーした。お麩を揚げたもの、だから「油揚げ」と同じようなものなのだが、その中に挽き肉が詰められ、それを醤油ベースの出し汁で煮込んであり、最後にとろみをつけていた。ちょっと味が濃過ぎて困った。もっと薄味の料理は出来ないのだろうか?料理人の舌を疑いたくなる。薄味を好むようになったのはやはり歳を取ったからだろうか?最近特に薄味が良いと感じるようになった。(写真は中華風揚げ麩の肉詰め煮込み)
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海外で食べる食事も私には常に塩が濃過ぎるし、味も濃過ぎるのでその時は美味しく食べているのだが、なんとなく後味が宜しくない。和食が世界中でブームだそうだが、ぜひ薄味の日本食の良さも伝えてもらいたいものだ。特に昆布や鰹節等の出汁の味を教えてあげてもらいたい。
以上、秋が深まりつつある東京から勢古口がお送りしました。

「大相撲・秋場所観戦」

「J  REPORT 2015 9月第5週」
「リタイアメント・ノート 7年2ヶ月目」、
「VOL。917 SINCE AUG.12th、1983」
「大相撲 九月場所 観戦記」
両国国技館に招待された。フットボールの先輩からの誘いだった。

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10日目の国技館は入場券はソールドアウトになっていた。我々はお茶屋から案内されて桝席に入る。正面で前から10列目位で丁度目線が力士の仕切りの時の目の辺りになる非常に良い席だった。ご存知の通り桝席は約1m四方で大人四人では狭い。今回は三人。丁度幕内力士の土俵入りが終わり、横綱「鶴竜」の土俵入りが始まった時だった。(写真:鶴竜土俵入り)
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土俵に金が埋まっていると言われているように実力の世界の相撲は出世すれば一躍金持ちになれるが、果たして一体どの位の確率で横綱になれるのだろうか?連休中でもあるが、残念ながら一人横綱でちょっと寂しい感じはするが、それでも「大入り満員」の「満員御礼」の垂れ幕だ。(写真:満員御礼)
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ビールとウィスキー、水に氷、赤ワインを頼み相撲観戦する。中入り後で注目した勝負だけは写真を撮る。最近一番落ち目なのは「遠藤」だ。毎場所勝ち越し負け越しぎりぎりで動いている。今日の取り組みでは相手は「勢」だ。勝負はやはりはたき込まれて遠藤が砕け散った。(写真:遠藤―勢)
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金星を今場所二つ上げ、大関も二人破り健闘している「嘉風」だったが、「栃ノ心」につりだされてしまった。(写真:嘉風―栃ノ心)
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この日も「照ノ富士」は「玉鷲」を接戦だったが、最後は上手投げで全勝を続けた。(写真:照ノ富士―玉鷲)
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日本人大関は本当に弱い。この日も「豪栄道」と「稀勢の里」は破れた。(写真:琴奨菊―稀勢の里)
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最後の横綱「鶴竜」は、如何にも一人横綱の重圧を背負ったような顔だった。(写真:立会いの瞬間)
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鶴竜は引き技で墓穴を掘り、土俵際で辛うじて体を入れ替えうっちゃったかのように見えたが、物言いが付き、鶴竜の足が先に出ていたとして、結果は行事差し違えで「妙義龍」の勝ちとなった。横綱は二敗目だった。(写真:土俵際の鶴竜)
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締めは「弓取り式」。神にささげる昔からの習慣か、古風な行事だ。相撲の詳しい歴史は知らないが、かなり古い時代からあったのだろう。未だに女性が土俵に上がるのを認めていないはずだ。(写真:弓取り)
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それにしても迫力ある相撲を真近かで観られたことは良かった。力士達は本当に精一杯頑張って土俵上で勝負しているのが良く分かる。テレビよりやはり格段に迫力が違う。H先輩、ありがとうございました。

「都電荒川線」

「都電荒川線」
久し振りに都電に乗った。三ノ輪から早稲田まで走る荒川線の一部区間だったが、本当に久し振りだった。まだこんな乗り物が都内を走っているのが不思議な位、短い駅の間をゴトゴトと走っていた。(写真:都電)

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「XXXL」
アメリカで驚いたことがもう一つあった。エルビスの故郷である「ツペロ」のレコーディングスタジオのバーでは色々な土産物を売っていたが、そこにあったTシャツのサイズに「XL」、「XXL」、そして「XXXL」があったことだ。誰が着るのか?勿論アメリカ人向けなのは間違いないが、どんな大きさなのだろう。流石にトリプルXLには驚かされた。聞いたことがなかった。(写真:トリプルXLがあるTシャツ)
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「2015 私の勝手な映画批評シリーズ」
映画「アントマン」(ユナイテッドシネマ豊洲にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年148作目)
アリと同じ大きさになった人間が活躍する物語。荒唐無稽だが面白い。自らをアリたちのリーダーになり悪を懲らしめる。アメリカン・ヒーローだ。

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映画「カリフォルニア・ダウン」(丸の内ピカデリーにて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★★(今年149作目)
内陸部のネバダ州から始まった断層のずれがやがてカリフォルニアの南から北へと襲う。最初M9.1だったが、最後サンフランシスコを襲った地震はM9.6と史上最大の震度となり街が破壊される。そんな中LAの消防隊の男が妻と娘を救出するのが主題だ。この映画、東日本大震災の後には出来ていたが、公開が延び延びになっていたものだ。破壊力が凄まじい。
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映画「ヒロイン失格」(ユナイテッドシネマ豊洲にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年150作目)
小学生や中学生の女の子で映画館は満席でした。17歳の高校生の恋愛、キスシーンには溜息が漏れていた。こっちが恥ずかしくなりました。
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映画「ポプラの秋」(シネスイッチ銀座にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★★(今年151作目)
飛騨一ノ宮に引っ越してきた母と9歳の娘。住んだのがポプラ荘。そこの大家さんのお婆さんが娘に亡くなったお父さん宛に手紙を届けてあげるという。娘は亡き父に手紙を書く。そんなお婆さんがやがて亡くなった。集まった人びとは皆お婆さんに手紙を預けた人たちだった。ほのぼのと人と人との繋がりを描く秀作だった。

映画「進撃の巨人」(TC日本橋にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年152作目)
副題は「エンド オブ ザ ワールド」。いよいよ巨人との最終決戦だ。果たして人類は生き残れるのか?余りにも当たり前で最後は白けた。

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映画「心が叫びたがっているんだ」(ユナイテッドシネマ豊洲にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年153作目)
おしゃべりが原因で両親が離婚した少女。自ら言葉を封印してしまう。そんな彼女が再び言葉を得るまでを描く人気漫画。

日経新聞9月25日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価によれば、「GONIN サーガ」が4つ星、「過ぐる日のやまねこ」が3つ星、「草原の実験」が4つ星、「ハードピープル」が3つ星、「合葬」が2つ星、「サム・ベギンパー 情熱と美学」が3つ星、「ボリショイ・バビロン」が4つ星でした。

「私の去年2015年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
今年の★★★★★は、「ドラフト・デイ」「アメリカン・スナイパー」「博士と彼女のセオリー」「中島みゆき」「セッション」「ビリギャル」「あん」「人生スイッチ」「筑波海軍航空隊」「天空の蜂」
今年の★★★★は、「ゴーン・ガール」「トラッシュ」「スパイ・レジェンド」「アゲイン、28年目の甲子園」「おみおくりの作法」「ビッグ・アイズ」「KANO」「深夜食堂」「シェフ」「パリよ、永遠に」「ソロモンの偽証」「くちびるに歌を」「イミテーション・ゲーム」「バードマン」「ギリシャに消えた嘘」「龍三と七人の子分たち」「駆け込み女と駆け出し男」「靴職人と魔法のミシン」「海街ダイアリー」「マッドマックス、怒りのデスロード」「愛を積むひと」「アリスのままで」「雪の轍」「悪党に粛清を」「チャイルド44」「アベンジャーズ」「バケモノの子」「ラブ&マーシー」「ジェラシック・ワールド」「ミッション・インパセブル」「アンフェア the end」「キングズマン」「テッド2」「ヴィンセントが教えてくれたこと」「Dearダニー、君へのうた」「カリフォルニア・ダウン」「ポプラの秋」

「2015 旅の記憶シリーズ」
2015年の国内旅行は、1月に福岡(博多)、大分(中津)、佐賀(武雄温泉)、岐阜(白川郷、)、富山(五箇山、氷見、高岡)、新潟(越後湯沢)、3月は長野(長野)、千葉(銚子)、5月は福岡(博多)、熊本(熊本)、佐賀(武雄温泉)、6月は不老不死温泉(青森)、弘前城(青森)、釜石(岩手)を訪れました。

2015年の海外旅行は、2月のアメリカ(ハワイ)、3月のウズベキスタン(61カ国目)、4月のメキシコ(62カ国目)、5月は2度目のバルカン半島(アルメニア、モンテネグロ、クロアチア、ボスニアヘルツゴビナ、スロベキア)、7月はブルガリア(63カ国目)ルーマニア(64カ国目)、8月はアメリカ西海岸(シアトル、LA)、9月はアメリカ南部(ヒューストン、ナチェス、メンフィス、ツゥペロ、ニューオーリンズ)でした。

「2015 歌舞伎観劇シリーズ」第1回目=2月大歌舞伎(歌舞伎座)、第2回目=4月大歌舞伎(歌舞伎座)

「2015 本の記憶シリーズ」
「一命」(坂岡 真 著)光文社文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年204冊目)「鬼役」シリーズ第16弾

「飛躍」(佐伯 泰英 著)講談社文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年205冊目)「交代寄合伊那衆異聞」シリーズ第23弾完結編

「恐怖の流しそうめん」(風野 真知雄 著)講談社文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年206冊目)「隠密味見方同心」シリーズ第4弾

「三十石船」(岡本 さとる 著)祥伝社文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年207冊目)「取次屋栄三」シリーズ第15弾

「立身の陰」(上田 秀人 著)幻冬舎文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★★(今年208冊目)「町奉行与力奮闘記」シリーズ第1弾

「不忘の太刀」(上田 秀人 著)徳間文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年209冊目)「織江緋之介見参」シリーズ第2弾

「刃引き刀の男」(鈴木 英治 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年210冊目)「裏江戸探索帖」シリーズ第3弾

「夏から秋へ」

「夏から秋へ」」
朝夕の気温が涼しさを増してきた。既に季節は夏から秋へと移りつつある。心持ち見上げる空の雲も秋の雲になっているような気がする。実りの秋、街路樹には「どんぐり」の実がなっていた。(写真:どんぐり)
どんぐり
「孫娘、凜は一歳です」
凜ちゃんが満一歳を迎えた日、孫を訊ねた。まだ凜ちゃんは歩かない。早い子は当然歩いているが、まだ掴まり立ちの状態だ。目が綺麗だ。澄んだ黒目をしている。可愛さが強まる。(写真:私と凜)

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長女の栞は3歳10ヶ月、おちゃめさが増す。丁度プールでの水泳教室だったので付添っていった。4月から始めて漸く顔を水に浸けることが出来るようになり、両腕に浮き輪を付けた状態で泳ぐことが出来るようになった。写真を撮ろうとしたら娘に怒られた。水着姿の子供を撮っては駄目だと言われた。すぐに止めました。でも元気に約1時間泳いでいた。というよりも水遊びしていたといったほうが正確だろう。水に慣れることが肝心だということだ。(写真:孫娘二人)
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松戸の常盤平からの帰りのJR武蔵野線は信号機トラブルで25分遅れていた。西船橋に停車したら先の電車で異常な振動を感じたので線路を調査するというので停車。そこで地下鉄東西線の快速に乗り換えたら、浦安駅の手前で20歳前後の青年が突然本当にばたっと車内で倒れた。テンカンの発作だろうか。直ぐに浦安駅に停車、駅員が駆けつけて車外に運び出していった。その間約5分だった。まあ今日の電車はトラブル続きだった。

「相撲の後」

「相撲の後」
相撲帰りに土産は付き物。大きな紙袋に沢山のものが入っている。因みに思い出せるだけでも、「焼鳥」、「枝豆」、「幕の内」、「あんみつ」、「和菓子詰め合わせ」、「板チョコレート」等々だ。重い。桝席ではお酒を飲んだが、食べ物は殆ど口にしていなかったので、銀座の「明月庵・田中屋」の部屋を予約しておいた。ソニービルの裏だが、空席待ちの人も並んでいて混んでいた。勿論予約してあるので問題なし。またここで日本酒の冷酒を飲み、最後に「せいろ蕎麦」を食べた。そろそろ新蕎麦の季節、蕎麦は益々美味くなるだろう。蕎麦の香りが鼻をくすぐる。(写真:田中屋の蒸篭蕎麦)

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